“ALTE BAUERNHAUSER IN DEN DOLOMITEN”紹介の最後は、同書が選んだ10の建物の架構タイプの中から、異なるタイプを五つ選んで転載します。
編集し直して紹介しようかと、いろいろ算段したのですが、結局は同書の紹介頁を、そのまま転載することにします。ドイツ語の解説もそのままです。
なるべく分りやすくしようと考え、図版を大きくしましたので、かなり長くなります。ご容赦のほど・・・・。
なお、T1・・・はタイプ1・・・という意味です。
最初は、全部石積みの建物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/bd/c0753d3751e2d5cd2b7eefb90faab47b.jpg?random=9108aff939c9f25aca4724b15dc56a11)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a8/3eee1d51c604ce3e910fd2c54cc31d9e.jpg?random=12e1f76578753690a163fade8e26fd93)
解説図にあるように、石積みの壁は、外側を垂直にする方法と、内壁を垂直にする方法があるようです。
煉瓦造で木造床の場合には、外を基準にして、内壁を階ごとに薄くしてゆき、そこにできる段違い部を使って床梁を架ける方法があります。喜多方の煉瓦組積造もその方法を採っていました。
次は、木造組積造、二階建て。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ba/80210548426f90bcc1b67bbe8a590f1e.jpg?random=b13a21eb2fdcdee6ffeea0d16a294d3b)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/97/55ea1aad11e1eaec2f1ce1839a95bfd8.jpg?random=bb923959ae1cccbde6ef612d53468a91)
次は四階建てで、半分が石積み、半分が木造という建物。
木造部分は納屋、家畜小屋のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/23/36ff30f0a125f5caf0d650fbefd0975b.jpg?random=bb00bfa10d73083d424c7930c43bb47d)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/76/bd4bdd52a9bfc6b297c73fe925e99362.jpg?random=0f614421b8bb2f68267c99e2a6e9c6d9)
次は、軸組工法ですが、組積造的な梁・桁のつくりかたに特色がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/15/5ffd1746f13f9cbcf6d0eeb2fdc078d2.jpg?random=1573e1254d4dbc1eb124b3519c46d4bc)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/19/bdd44fb6c11bd955b055a09c855c99c6.jpg?random=31238237758b1104c65d3e8bec2be7d7)
最後は、石積みと木造の混合、今でいうハイブリッド。しかし、今のものに比べると数等上手、なかなかのつくりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/2f/438c5e93ea9564e2fe934176665b4407.jpg?random=5ba4ffc4dc4d27e96034e4884d8621ee)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/18/4f965f23682d25e71cfe23b2cd3d5d5c.jpg?random=93e1863b7e83c8e45f66d8405a2a51cb)
この建物など、わざとらしさがなくて、気持ちいい。これが ARCHITECTURE WITHOUT ARCHITECTS のいいところなのだ、と私は思います。柳宗悦氏が、民のつくるものに、本当の美がある、と言ったことと多分同じなのです。
最後に、この書の表カバーを紹介、A4を少し上回った大きさなので、合成して紹介します。それでも部分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/35/ac8ded9de2c9aba6d6503322a1fda976.jpg?random=34af58e09000278e0a5d5ce2fbc8148d)
さて、6月からは、いろいろ事例を観察してみると、昔から地震は多発していたにもかかわらず、「日本の建物では(もちろん木造です)、壁は架構の主役ではなかった」ということが分る、という話を書きたいと思ってます。
つまり、「(耐力)壁がないと、地震で壊れる、建物は自立しない」というのは「(何かの)為につくられた神話・伝説の類い」だ、ということです。
編集し直して紹介しようかと、いろいろ算段したのですが、結局は同書の紹介頁を、そのまま転載することにします。ドイツ語の解説もそのままです。
なるべく分りやすくしようと考え、図版を大きくしましたので、かなり長くなります。ご容赦のほど・・・・。
なお、T1・・・はタイプ1・・・という意味です。
最初は、全部石積みの建物。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/bd/c0753d3751e2d5cd2b7eefb90faab47b.jpg?random=9108aff939c9f25aca4724b15dc56a11)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/a8/3eee1d51c604ce3e910fd2c54cc31d9e.jpg?random=12e1f76578753690a163fade8e26fd93)
解説図にあるように、石積みの壁は、外側を垂直にする方法と、内壁を垂直にする方法があるようです。
煉瓦造で木造床の場合には、外を基準にして、内壁を階ごとに薄くしてゆき、そこにできる段違い部を使って床梁を架ける方法があります。喜多方の煉瓦組積造もその方法を採っていました。
次は、木造組積造、二階建て。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/ba/80210548426f90bcc1b67bbe8a590f1e.jpg?random=b13a21eb2fdcdee6ffeea0d16a294d3b)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/97/55ea1aad11e1eaec2f1ce1839a95bfd8.jpg?random=bb923959ae1cccbde6ef612d53468a91)
次は四階建てで、半分が石積み、半分が木造という建物。
木造部分は納屋、家畜小屋のようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/23/36ff30f0a125f5caf0d650fbefd0975b.jpg?random=bb00bfa10d73083d424c7930c43bb47d)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/76/bd4bdd52a9bfc6b297c73fe925e99362.jpg?random=0f614421b8bb2f68267c99e2a6e9c6d9)
次は、軸組工法ですが、組積造的な梁・桁のつくりかたに特色がありそうです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/15/5ffd1746f13f9cbcf6d0eeb2fdc078d2.jpg?random=1573e1254d4dbc1eb124b3519c46d4bc)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/19/bdd44fb6c11bd955b055a09c855c99c6.jpg?random=31238237758b1104c65d3e8bec2be7d7)
最後は、石積みと木造の混合、今でいうハイブリッド。しかし、今のものに比べると数等上手、なかなかのつくりです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/2f/438c5e93ea9564e2fe934176665b4407.jpg?random=5ba4ffc4dc4d27e96034e4884d8621ee)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/18/4f965f23682d25e71cfe23b2cd3d5d5c.jpg?random=93e1863b7e83c8e45f66d8405a2a51cb)
この建物など、わざとらしさがなくて、気持ちいい。これが ARCHITECTURE WITHOUT ARCHITECTS のいいところなのだ、と私は思います。柳宗悦氏が、民のつくるものに、本当の美がある、と言ったことと多分同じなのです。
最後に、この書の表カバーを紹介、A4を少し上回った大きさなので、合成して紹介します。それでも部分です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/35/ac8ded9de2c9aba6d6503322a1fda976.jpg?random=34af58e09000278e0a5d5ce2fbc8148d)
さて、6月からは、いろいろ事例を観察してみると、昔から地震は多発していたにもかかわらず、「日本の建物では(もちろん木造です)、壁は架構の主役ではなかった」ということが分る、という話を書きたいと思ってます。
つまり、「(耐力)壁がないと、地震で壊れる、建物は自立しない」というのは「(何かの)為につくられた神話・伝説の類い」だ、ということです。