再び水滴
自然の状態での水滴の撮影は今までの経験から、よほど恵まれた条件の場合以外は美しい写真が撮れないような気がする。
水滴の付き具合、光の条件、周囲の条件、カメラが接近する事が出来る事などすべてが整わないと美しい写真は撮れない。
シクラメンの花に付いた水滴。
水滴の大きさは直径5ミリ位。
あまりにも小さくこれ以上大きく撮れない。
水滴全体をシャープに表現するには絞りを出来るだけ小絞りにするため、シャッタースピードは当然遅くなる。
自由なポジションやアングルを得やすいのは手持ち撮影だが、小絞り、スローシャッターでカメラぶれが生じやすい。
三脚を使用すれば解決するが、自由なアングルやポジションが得られにくいと云う欠点がある。
従ってその時々に応じた撮影方法を選ぶことがベストだろう。
ある植物の葉にびっしりと付いた水滴を斜め横方向から写した。
絞りはF22まで絞ったが全体にはピントが合っていない。
この写真では、どの水滴が狙いなのか焦点がはっきりとしない。
中ほどの水滴を主役にし、絞りをF5,6位に開けて前後をぼかして見た。
主役が何処のあるのかはっきりとして来た。
同じ水滴を絞りF2,8の開放で撮影。
ファンタジックな表現になったがこれだけでは面白味が無いようだ。
やはり主役不在と云ったところだろう。
いずれにしても水滴を美しく表現するのは一筋縄では行かない。
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