一寸涼しかった日
昨日は一寸涼しい一日だった。
日照は無く、曇天で一時申し訳程度の雷と雨が降った。
雨と言っても道路がかすかに濡れたかなと言った程の微雨だった。
そんな夜、家の近所の散歩に出た。
日が落ちた後の近所の様子は昼間とは違った顔を見せてくれる。
飲み屋街の赤提灯が印象的。
この町のメインストリートとはいっても商店は殆ど無い。
駅前に商店街が無いのはこの町だけだ。
従って夜のメインストリートは薄暗く、活気は全く無し。
唯一明るい所は美容室のみ。
マンション前にポツンと自販機。
メインストリートからそれると辺りは暗闇、住宅の明かりが闇に浮かぶ。
赤い車が暗い道端に駐車してあった。
小公園の明かりが侘しい。
この辺りでは珍しい公衆電話。
街灯の明かりが美しかった。
この町は東京の田舎町とつねずね老骨は言って来た。
新興住宅ばかり立ち並ぶが、商店は皆無、スーパーは遠く、老人たちは買い物に出かけるのは大変。
車が無いと日用品の買い出しは出来ない。
老骨宅も週に二回来る移動販売車が唯一の頼み。
東京にこのような街がある事は信じ難いと老骨の愚痴。
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