アブラゼミの羽化
数年前、我が家の庭に這い出たアブラゼミの幼虫(蛹?)が木の葉に体を固定しているのを見つけ、枝ごと切り取り、セミの羽化を撮影した。
撮影は夜18時44分から始め翌日0時20分まで、成虫になるまでを撮影。
翌朝6時に完全成虫になったセミを撮影した。
撮影枚数は100枚を超えていたが、その内の一部をここにアップする。
18時45分頃背中の部分が割れ始め、中から成虫が背中、頭の順に現れ始めた。
身体が完全に抜け出た時には、尻の部分を支えに逆さになる。
逆さになったのち今度は正常な位置、つまり頭を上に戻した状態になると尻の部分が殻から完全に抜け出る。
羽はブルーがかった色で美しい。
羽はまだちじれた感じで伸びてこない。
身体の色もやや白っぽい感じ。
暫くたつと体の色もだんだん濃くなり始め、羽も伸びてくる。
ライティングの関係もあると思うが、身体の色や羽の色が美しい。
時間と共に体の色は濃くなり、成虫の体になってくる。
この頃の時間は翌日0時30分頃になる。
ここまで実に約6時間30分よく頑張った。
中には殻から抜け出る事が途中までしか出来ず死んでしまうものもいると聞く。
翌朝、6時頃アブラゼミは飛び立ち、網戸に止まる。
羽化後の命は何日くらいあるのだろう。
子孫を残すための活動期間を確りと生き抜いてもらいたいと願う。