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今日で「ヘメロカリス」については終わりたいと思います。
皆さんは花を撮影するときにどんなレンズをお使いでしょうか。マクロ撮影以外は、多分標準レンズ(35ミリカメラ換算 50ミリ)近辺のレンズを使っているのではないかと思います。
ここには例になる写真はありませんが、出来た写真は当たり障りの無い無難な写真が出来ると思います。
しかし、もっとドラマチックにとか、自分はこの花をこのように見たんだ、ちょっと違う視点で見たいんだ、花とその植生環境を同時に見せながら花を確りと強調したいといったような場合には、広角レンズの使用をお勧めします。
広角レンズの何ミリくらいがいいのか、出来れば(35ミリカメラ換算 28ミリ)以下の短焦点レンズが良いと思います。
上の写真は横位置、下の写真は縦位置、似たようなフレ-ミングですが、縦のほうがバックの花が確りと写しだされていますし、ピントも深くなっています。これは絞りの関係でこうなっています。
撮影のポイントととしては、花にピントが合うぎりぎりの所まで接近して、花にピントを合わせます。このとき広角レンズの特性が発揮され、手前のものは大きく写り、奥のものは小さく写る、という表現になります。しかも絞りを少し絞るだけで奥までピントが合い、従って遠近感も誇張されるというわけです。
花を確りと描写しながら、周りの雰囲気も表現できるという一石二鳥の写真が出来るのです。
リコーGX8 5.8~17.4ミリ F2.5~4.3 ISO100 絞、シャッター オート WBオート
露出補正 -0.7