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生きること:過去と未来とエスペラントと

復習:前置詞

2013-06-26 05:24:15 | エスペラント
 他の人のエスペラント文を読んで、前置詞の使い方が気になって小坂狷二氏の『エスペラント 前置詞略解』を調べました。分からないことがあるとどうしてもこだわって調べるというのは子どもの時からの習性なのです。

 ついでにというのは著者には失礼かもしれないがたまには文法の勉強も良いのではないかと初めのページから読み始めました。総説の次に前置詞ALの説明です。そしてそれを理解するための練習問題があります。

 この練習問題の多さにうなってしまいました。和文エス訳50問、エス文和訳が10問もあるのです。勉強嫌いな私はもうここで挫折しそうです。

 しかしこの多さは何としてもエスペラントを理解させようという小坂氏の情熱の現れなのでしょう!もう亡くなりましたが古い知人に横浜商業高校(Y 校)でエスペラントを学んだ人がいます。彼の話では小坂夫人はY 校の初代校長のお嬢さんだったそうで、当時(昭和初期)Y校だけでなく現在の横浜国大などにもエスペラントクラブがあったそうです。小坂氏は横須賀市の出身です。戦後ザメンホフ祭でお会いした時に『横須賀においでになりますか。』と尋ねたら『私は平和主義者ですから横須賀にはまいりません。』と答えたとか。とても謹厳実直な方だったと話していました。

 私のエスペラント師伊東三郎は尊敬の念を込めて小坂先生と呼んでいました。中学の時エスペラントを始め文法などあまり良く知らないのに色々エス文を書いて送ると、すぐに優しく丁寧な解説入りで返信してくれたすばらしい方だったと話していました。そんな性格がこの本にも表れているのでしょう。

 面白いのは日本文は古臭いのにエスペラント文は今も立派に通ずるという事。さて、今回はどこまで読めますか!?
 時にはこんな復習も必要と思いつつ読んでいます。かと言って完読する自信もありません。
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