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生きること:過去と未来とエスペラントと

ブローニュ・チェ・マル

2005-04-01 13:34:09 | Weblog
 3月29日付けのラジオ・ポロ―ニャの放送を聞いていると、アナウンサーのバルバーラ・ペィチャックさんとフランスのエスペランティスト達の弾んだ声が聞こえてきました。ブローニュ・チェ・マルからのレポートでした。
     

 ブローニュ・チェ・マルは、1905年8月5日~13日、第一回世界エスペラント大会が開かれた町です。それから100年、エスペランティストたちは、2回の世界大戦のある時期を除いて各国持ち回りで同じ時期に世界大会を開いてきました。今年は第90回で、リトアニアのビリニュスで開かれます。
 今年はその大会から100周年にあたります。フランスのエスペランティストたちが、記念大会を開いたのです。期間は3月25日(金)~30日(水)で、参加者500人に制限しています。1905年に使用したホールを使用するのですが、そのホールの収容人員が500名なのです。

 1905年、フランスのこの小さな町に、ヨーロッパ各地から500人のエスペランティストたちが集りました。世界大会への参加者たちでした。当時のヨーロッパ人にとって世界とはヨーロッパでしたから、彼にとってこの大会は、正に世界大会した。当時のエスペランティストたちは、いま以上に各地に点在しており、手紙を書くことはあっても、エスペラントで話すことは殆どありませんでした。500人ものエスペランティスとが一同に会して話すという事は初めてでした。会って見ると、自分の意見や意思をきちんと伝えることができたのです。同時期に、エスペラントの読み方の手本として録音された。、創始者ザメンホフの声が蝋管に残っていました。再生されたその声を、現在でも聞く事がでができます。それから想像すると、当時のエスペラントの会話今のように溌剌としておらず、間延びしていたように思えます。ですが、互いに理解し合えているという実感は、初期のエスペランティスとたちに、この言葉の機能性への自信を深めさせたことでしょう。
 ザメンホフの演説を読むと、出会いの喜びを感じ、私の心も躍ります。
   

 今回の大会の内容については、残念ながら放送しませんでした。でも。大会開催者たちの開催の喜びと今後に繋がる自信を聞く事ができました。そのうち、バルバーラさんが、内容について報告してくれることでしょう。楽しみにしています。

  
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