goo blog サービス終了のお知らせ 

glimi

生きること:過去と未来とエスペラントと

エスペラントで理解できなかったこと

2005-03-20 08:06:46 | Weblog
 1998年フランスのモンペリエで開かれた世界エスペラント大会に参加した時のことです。アルル地方への遠足に参加しました。
 
 広がる田園地帯を抜けて山岳地帯へと進みました。南フランスは米の生産地なのです。直蒔きですから田植えはありません。案内人の説明によると、この地方は干拓でできた土地なので塩分が多く植物の育ちにくい所だったそうです。稲は塩分に強いので稲作をはじめたら見事に育ち、それだけではなく土の中の塩分を吸収し、3年も経つと土壌の塩分は殆どなくなったそうです。これは余談です。
私の隣はフランスの夫人でした。おいしいオリーブオイルの話、家族のこと、住んでいる土地のことなど世間話をしているうちにバスは進んで行きました。
 彼女の家からは美しい Blanka Monto (ブランカモント)が見えると言うのです。白い山?雪が降ればどの山も白くなります。私にはどの山を指すのか分かりませんでした。彼女はその有名な山を知らない私を無知な人間と思ったようでした。
 
 後で友人に話すとモンブランじゃないかと言われました。
  
 モンブラン!それなら私だって知ってます。でも、固有名詞をエスペラントに翻訳するなんて!、余計な親切が理解を妨げることもあるのです。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする