携帯電話の番号が枯渇

　090と080で始まる携帯電話の番号はそれぞれ9000万通り（9999万9999通りじゃないのが不思議だが、考えてみると真ん中の4桁の頭に0が付く番号がないからか？）計1億8000万通り作ることができるのだそうだが、このうち1億6000万は既に使われており3年後に枯渇する可能性があるのだとか。

 

　日本の人口はおおよそ1億2700万人だから、人口に対する携帯電話の普及率は既に100%を超えていると云うことになる。確かに我が家の愚息は二人とも自前のものと会社から支給されたものを1台ずつ、計2台持っている。これから2台持ちが増え、更には3台目にスマートフォンを持つなどにより1億8000万通りの番号では不足が生じると見込んでいるのだろう。

 

　番号の枯渇と云うと、10年程前に一部の地域でクルマのナンバー枯渇が問題になり「横浜」「福島」などの後の数字が2桁から3桁に増やされた。郵便番号も十数年前に3桁から6桁に増やされたが、こちらは町の数が増えたわけではなく、付番が細分化された結果だった。郵政省（当時）の都合によって、結構手間暇をかけさせられたものだが、更なる細分化はないだろうな。分厚い郵便番号簿が配布されたりもしたが、ネットで調べられる時代になってそれも見かけなくなった。

 

そう云えば、郵便番号が6桁になった時に、都道府県名や市区町村名はなくても郵便が届くようになるとの触れ込みだったが、実際に町名と番地だけの郵便物はほとんど見かけないな。だってそうだろう。郵便はそれで届いても、何県の何市の何区に住んでいうのかわからなくなると、訪ねて行く時に困るし、訪ねないまでも北海道に住んでいるのか沖縄に住んでいるのかによって、季節の挨拶だって変わるだろうからデータとしてはやはり必要である。データを持っているから習慣的に書いていると云う事か。

 

インターネット上の住所、IPアドレスの枯渇が話題になったのは昨年だっただろうか。IPv4と云うプロトコル（ネットワーク上での通信の規則や手順と考えればよいだろう）によるアドレスが枯渇すると云う事だが、これはIPv6プロトコルへの移行により解決され、エンドユーザーとしては特に意識する必要がないままに見えないところで移行が進んでいくようである。

 

閑話休題。携帯電話の番号枯渇問題は、これまでPHSのみが使っていた070を携帯電話も使うようにすることで解決するようである。9000万通りの番号が使えるところで実際にPHSの電話機は375万台しかないからである。携帯電話が8625万台増えても大丈夫な勘定となるが、9000万通りあれば間に合うはずの番号が足りなくなり080が登場して10年は経っていないと思うことを考えると070を使っても遠くない将来に、またまた足りなくなるんじゃないだろうか。まっ、郷秋<Gauche>が心配することもないけれど。

 

 

　今日の一枚は元祖070、375万分の1台。郷秋<Gauche>愛用のWX340K。愛用とは云ってもほとんど携帯していないし、携帯していても発信専用なので、急ぎの用事で電話やメイルをいただいてもすぐに応答するとかメイルを見て返事を出すことはまずない。だから、当日のデートの申し込みなどはdream.comの方にご連絡いただいた方がアポを取れる可能性が高いです。って、そんな電話もメイルも来ないのに、見栄を張って書いてみた郷秋<Gauche>である(^^;