続、道端で咲く〜赤花夕化粧

 ここ20年程の間に、道端で見かける機会が俄然多くなった(ような気がする)赤花夕化粧。先週の土曜日に今年初めて咲いている花を見つけたのですが、最初の一輪を見つけると、その後はあちらでもこちらでも咲いている事に気付かされた赤花夕化粧でした。

 赤花夕化粧(あかばなゆうげしょう)の正式和名はユウゲショウですが、白粉花(おしろいばな)の別名・通称名が夕化粧であることから、混同を避けるために私はもっぱら赤花夕化粧と表記、呼称しております。

 南米から北米南部が原産地と云われているこの花は明治期に観賞用として移入され、その後庭から逃げ出したものが関東以西の道端などでその勢力を広げつつあります。

 道端で咲いているのを見て一目惚れした私は根っこごと掘り上げて庭に植えたのでしたが根付くまでに3年ほどかかったでしょうか、そのあとはどんどん増えて今では庭の方々で咲き乱れ、数年前には「赤花に車路を取られて路駐かな」などと云う俳句擬きを作るほどになっております。

 直径1.5センチ程の小さな花ですが雑草にしておくのは勿体無いほどの美しさだと私は思っており、それ故に我が家の庭では二輪草の次くらいに大切にされている赤花夕化粧です。Wikipediaには「午後遅く開花し・・・」と書かれておりますがそんなことは全然なく、朝からフツーに咲いております。

 考えてみると我が家の庭には、例えば水仙だとかチューリップと云ったごく一般的な草花はほとんどありません。大切にされているのは山野草や野性化した外来種(フツー雑草と呼ばれる)ばかりです。そんな中でも特に大切にされている赤花夕化粧。あと一、二週間で我が家の庭でもたくさんの花を咲かせてくれることと思います。今から楽しみでなりません。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは4月10日に撮影した写真を5点掲載いたしております。蘭春へと向かう森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/cc9820ada7f860dfb46b0a237ab97912

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#アカバナ科マツヨイグサ科 #赤花夕化粧 #月見草の親戚

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