マッチ箱のような・・・

 なんだかんだで一日に2、3回は見ている「乗りのもニュース」に「超貴重『明治時代のグリーン車』(中略)サイズはまるでマッチ箱(後略)」と云う記事。https://trafficnews.jp/post/120242

 サイズはまるでマッチ箱。マッチ箱のような大きさ、つまり小さいと云いたい訳です。いかに小さいと云っても客車ですから8mくらいはあるようですが、現代の鉄道車両(一両)は20mくらいありますので、それと比べれば随分と小さい、その例えとして「マッチ箱のような」と云ってる訳です。「猫の額のような庭」(私は「ネズミの額」と云っておりますが)の例えと同じですね。

 ところで、果たしてマッチ箱を知っている人がどれほどいるのか、と心配になりました。令和生まれは勿論、平成生まれもまず知らない。昭和も50年代半ば以降は怪しい。私ももう何年も使ったことがない。でも一つくらいは我が家にもあったはずだと探してみたら、本当に一つだけありました。

 昭和時代の居酒屋では、レジやピンク電話のところに小さな籠が置いてあってその中にたくさん入っており、飲み代(のみしろ)を払って帰りぎわに一つ取ってポケットに突っ込んで店を出たものです。写真の白いのが平型(56*36*9mm)と云いお店でくれる一般的な大きさ。おしゃれなレストランやバーなどでは幅が47mmとちょっと広いもの(大平型)がありました。

 平型の厚みが倍(18mm)のものが並型。これは買ってくるマッチで、ガスコンロやガス釜(自動点火ではなかった)、仏壇のローソクや線香の火付けに使いました。茶色のマッチはブック型(軸が紙製)と云ってつい最近、製造していた最後の一社、日東社での製造が終了することが話題になっていました。

 昭和の時代には物の大きさの比較用にマッチ箱やタバコの箱が商品と一緒に並んでいたものですが、最近はタバコも一般的ではなくなっていますから、誰でも確実に知っている大きさの見本になる物がなくなってしまいました。

 昭和末期〜平成初期にはカセットテープやビデオテープ、FD(フロッピー・ディスク)、MDやケース入りのCD等がスケールがわりに使われました。今だと何でしょうね。小さな物ならSDカードあたりでしょうか。もう少し大きな物との比較用だと350mlの飲み物の缶、500mlのペットボトルかな。今時、スケール代わりにタバコの箱を並べてみても意味を理解できない方が多いことでしょうね。

 と云うわけで今日の一枚に写っているマッチではない小箱は、大きさ比較用のステープラーNo.10(家庭にもあるごく一般的なサイズのホチキス)の針の箱です。これも知らない方もいるかも知れませんが・・・。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは7月5日に撮影した写真を7点掲載しております。17日振りとなった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/8793f2cdd400753d0e9563cfcf6c47ef

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