画像は https://media.bizreach.biz/13257/ より
面接官が聞いてはならないNG質問・NG行動の前に、「面接官」、その言葉自体がNGです。
自動車運転教習所なのに「教官」、私立大学でも「教官」で、退職する時には「退官」、会社の社員なのに採用試験担当となると途端に「面接官・試験官」。
「官」とは元々は国の機関(幕府や政府)を指す言葉であり、そこに勤める人、つまりお役人の職名の後ろに付ける言葉。それが広く官公庁(公務員)全体に対しても使われることになったものですが、特に面接「官」や試験「官」と云う言葉が民間でも広く使われるようになった結果、違和感さえ覚えない方が少なくないようです。
会社員なのに「教官!」は「スチュワーデス物語」(TBS 1983年)からなのか(当時のJALは国策会社でしたので全くの間違いとは云えないかも)、あるいは定年退官後に民間に天下った元お役人に対して失礼のないように「教官」と呼んだのが、元からの民間人にも及んで定着したのか。
はたまた「官尊民卑」的は発想から「おべっか」や外交辞令的に使った言葉が一般化したのか。考えてもみれば、会社の採用試験を受験するとなれば「面接官・試験官」は受験者の合否に関する決定権を持っている訳ですからね、受かりたい一心の受験者が「あなたは偉い人!」と崇めて使った言葉が一般化したのかも知れません。
言葉は生き物ですから、時代とともにその意味も使われ方も変わってきて当然なのですが、こと「官」の付く言葉に関しては「官」その意味自体に変わりようがないわけですから、民間人(公務員以外)を教官、面接官・試験官と呼ぶのは明らかな誤りと云う事になりますね。
ではどう呼べば良いのか。簡単です。教員(教える人)、面接員(面接をする人・試験員(試験をする人)です。裁判員制度を思いだしてください。国民(民間)から選ばれて裁判に参加し判決に関与する事になっても、その人はあくまでも裁判「員」であって裁判「官」ではありません。これと同じなのです。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月24日に撮影した写真を6点掲載しております。残暑も和らぎ稲刈りが始まった森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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