P-1は飛行展示も

 パリ航空ショーは画期的だ。だってそうでしょう、国産初のジェット旅客機MRJが展示されるだけじゃなくて、こちらはエンジンも国産のP-1が2機もル・ブルジェ空港に持ち込まれ飛行展示も実施とのこと。P-1は、旧態化したP-3Cの後継機として開発された哨戒機で既に配備が始まっており最終的には70機程度が海上自衛隊に納入される予定となっている。

 民生機であるMRJはもちろんのこと、開発費を回収する、製造コストを引き下げる、より収益を上げるためにはたくさん受注しなければならない。その意味では自衛隊用に開発されたP-1も同じで、世界20か国で採用されているP-3Cの後継機として売り込みたい、そのために2機をフランスまで飛ばしたのであるな。

 P-2の他にも配備が始まったばかりの輸送機C-2や世界屈指の性能を持つ飛行艇US-2も売り込みたいところだけれど、高性能だけれど高価格でもあるからこれだけのヒコーキを買える国は限られてしまうでしょう。IHI製のターボファンエンジン搭載のP-1に至っては運用国でのエンジン整備体制が整わないと買ってもらえないだろうし。そうは云っても買ってもらいたいと思うなら営業活動をしなければならないからね。頑張りましょう!

PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
http://www.aviationwire.jp/archives/122271 より

 と云う訳で今日の一枚はル・ブルジェ空港で展示準備中のP-1。しかしP-1、機体は無骨だけれど737クラスの機体にぶっ太いターボファンエンジン4発って、まさかの場合の生存性が高いだけじゃなくて見た目の存在感も相当なものだね! 因みにP-1はオフィスの上をしょっちゅう低空で飛んで行くから郷秋的には一番見慣れた・聞きなれたヒコーキです。

 「恩田の森Now」 http://blog.goo.ne.jp/ondanomori に、ただいまは 6月10日に撮影した写真を5点掲載いたしております。真夏日となった森の様子をどうぞご覧ください。
 先週末の散歩&撮影は叶わず、従いまして残念ながら森の様子をご覧いただくこともできません。ご容赦ください。

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