次のEOS Kissはレフレックスレスになるかも知れない

 郷秋<Gauche>にしては珍しく、C社のカメラの話題。まっ、C社のカメラのお話しは導入であって、主題はDSLRの次に来るモノについてのお話しのつもりで書き始めます。無事に着地できるかどうかは判りませんが(^^;

 Canon Rumorsに、次のEOS Rebel(日本名 EOS Kiss)はレフレックスレス、つまりレンズからカメラ内部に入った光をミラーにより45度上方に導き、更にペンタプリズムにより二回反射させてファインダー(光学式)の接眼レンズに導く伝統的方式ではなく、ミラーとペンタプリズムを排し、撮像素子で得た画像情報をファインダーの液晶画面に表示させる方式(EVF:Electronic View Finder、電子ビューファインダー)になるかも知れないと云う「噂」が掲載されていました(詳細はClick here)。つまり、ソニーのα7シリーズ、あるいは既に消え去ったペンタックスK-01のようなカメラになるかもしれないと云うことです。

 郷秋<Gauche>も、実は一眼レフが絶対だとは思っていないのです。つまりですね、現時点ではミラーとペンタプリズムを使った光学式ファインダーを有するカメラ、つまり一眼レフ(SLR)こそが最良のカメラだとは思っている訳ですが、もし、光学式ファインダーと同等の性能を有するEVFが登場すれば、SLRの優位性はなくなってしまのですよ。

 高品位のファインダー画像を得るためだけにミラーとペンタプリズムが存在している訳ですが、この重たくて嵩張り、作動音の大きなものが不要になるのですから、これまでモデルによっては1kg近い重さのあったフルフレームのDSLRも一気に過去の遺物化する可能性があるのです。と云うか、既に存在しているソニーのα7シリーズはその先駆けと云う事が出来る訳ですね。

 ところで、先に「レフレックスレス」と書きましたが、SLR(一眼レフ)のような形をしながら実はEVFだったりするカメラは何と呼べばよいのでしょうか。レンズ交換方式だけれど光学系・EVFを問わずファインダーが無いカメラは、業界団体的には「ノンレフレックス」(レフレックスではない)と呼ぶようになっているはずですが、SLRのような形をしながら、実はレフレックス機構が無いなら「レフレックスレス」だろうと勝手に呼んでみたけれど、どうでしょうか。

 いや、そんな事よりも大事なのはフランジバックをどうするのかです。次期EOS Kissがこれまで通りEF-Sレンズを使うのか、EOS MのようにEF-Mレンズ専用としてEFあるいはEF-Sレンズを使用する際にはアダプタを利用するのか。当然Nikon(ニコン)でも「レフレックスレス」機の研究・開発は進めているものと思いますが、最大の問題はマウントの規格、取り分けフランジバックの寸法をどうするのかなのです(多分)。

 ペンタックスK-01は「レフレックスレス」機のはしりだったわけですが、既存のKマウントとしたためにカメラ本体の縦横は小さくすることが出来ても、フランジバックの寸法を確保するために厚みを変える(薄くする)ことは出来なかったのです。既存のレンズはアダプタ使用を前提とし一層の小型軽量化を目指してフランジバックの短いレンズ専用のボディとするか、既存のレンズがそのまま使えるようにするために厚みのあるボディでデザインするか、悩ましい選択となる事は間違いありませんね。

 「恩田の森Now」
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/
 27日に撮影しました写真を4点掲載いたしております。稲刈り時の森の様子をどうぞご覧ください。

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