AF-S 50mm f/1.4Gの立場が無い

 35mmフルフレームとしては世界最高の高画素・高解像度を誇るNikon D800Eには、メーカー推奨のレンズがある。Nikkorなら何でも良いのではなく、D800Eの性能をフルに発揮するためにはこのレンズを使って欲しいと云う事なのだが、その多くは最新のナノクリスタルコートが施された超高価なレンズで、それらの多くには鏡胴前部に金色のリングが施され、某C社の赤いリングのLレンズと同様、特別なレンズであることが一目でわかるようになっている。

 そのお勧めレンズ一覧に新しいレンズが加えられた(see here)。問題は、新たに加えられたと思われるAF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRとAF-S NIKKOR 85mm f/1.8Gである。この2本はナノクリスタルコートが施されていない。当然「金リング」でもないし、比較的廉価な、と云う事は性能的には「竹クラス」のレンズのはずなのだが、何故か超高価な「金リング」レンズと共にナインナップされている。

 新たに発表された(実は当初からなのだが)D800E推奨レンズのリストを見ると、奇妙なことがあるのに気が付く。それは何か。実は、単焦点の標準レンズが欠落しているのである。あらゆるレンズの中で最も基本的かつ重要な焦点距離、50mmの標準レンズが推奨されていないのである。

 Nikkorのラインナップには「金リング」ではないけれど、決して古くはないAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gがある。グレード的にはAF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gとまったく同じはずなのに、85mmが推奨されて50mmが推奨されないのであるが、これにはまったく納得がいかない。何故なんだ!と声を上げることが出来ないAF-S NIKKOR 50mm f/1.4Gになり代わって吠えておく。これはある意味ニコンに対する公開質問状である。ニコン関係者からの弁明を待っているぞ!


 と云う訳で、今日の一枚は不当な差別を受けているAF-S NIKKOR 50mm f/1.4G。いや、端から相手にされないことは判っているんだけれど、郷秋としては、悔しさを紛らすためにも吠えておきたいぞ(^^;

blog:恩田の森Now(27日撮影分を28日に掲載いたしました)
http://blog.goo.ne.jp/ondanomori/

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