言葉遊びとアケビの花

 最初に断っておくが、これは純粋に言葉のお遊びである。
 「予告のない報復行動が開始されるであろう」と、「予告のない報復」の予告する矛盾。ここに彼らの意図が隠されているのだが、しかしだ、この言葉を受ける側にも矛盾がある。相手方は「既に戦争である」といているにも関わらず、「ミサイルを発射することについて事前の連絡が無い」と云う主張。彼らが主張するように、既に戦争状態なのであればだ、勝つためにはいつどこにミサイルを撃ち込むのかは最高機密のはず。事前の連絡なしにミサイルを発射するのは怪しからんと云う主張は実に、まったく、完全に的が外れている。迎撃ミサイルが的を外すと困るのだが。

 さて、そのミサイル迎撃ミサイル。例えば東京の真上で迎撃し、仮にその迎撃に成功したとしてもだ、二発のミサイルの破片は地上に降り注ぐことだろう。それでもミサイルそのものが着弾するよりは被害が少なくなると云う事なのかも知れないが、ミネラルウォーターのボトルが降ってきたことが大きなニュースになるわが国で、ミサイルの破片が広範囲に落ちて来た日には大変な騒ぎになる。このような事態は何としても避けなければならないが、対話もままならない国を相手にどうすれば良いのか、郷秋<Gauche>ごときの思考回路ではとても考え付かないぞ。


 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、木通(あけび)の花。花弁の色も珍しいが、いかにも日本画のモチーフになりそうな、「侘び寂」を感じさせる花である。雄花の付き方からすると、これは三葉木通(ミツバアケビ)だろうか。

blog:恩田の森Now(先週末は休載となりました。次週に乞うご期待)
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