我が家の花たち


 アカバナ科の桃色昼咲き月見草(モモイロヒルザキツキミソウ)です。ちょっと長たらしい名前ですが、順に読み解くとこの花の素性が判って来ます。「桃色」は勿論花弁の色の事ですがわざわざ桃色としているのは、本来の月見草は桃色ではないからです。「昼咲き」は文字通り昼になる花であることを示していますが、裏を返せば本物の月見草は昼ではなく夜に開花することを意味している訳ですね。

 郷秋<Gauche>が毎年種を採取しながら栽培している本物の月見草はこんな花です(see here)。既に書きましたように、夜に咲く(正確には日暮れ時に開花しる)白い花です。

 桃色昼咲き月見草の故郷は本物の月見草同様、北米大陸のようです。北米からということは早くとも1850年代以降と云う事になるかと思いますが、日本にやって来た正確な時期について書かれたものは見つかりませんでした。いずれにせよ、当初は観賞用として移入されたものが、その旺盛な繁殖力で、道端などでその勢力をますます広げつつありことは間違いないようです。

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