今更Nikon FM2用のカメラケース

 Nikon(ニコン)の名機、かつての写真学生御用達のFM2専用の革製カメラケースが新発売。まずはこちらをご覧くださいな

 

 FM2用となってはいるが、当然のこととしてFMFM2New FM2FM3AFEFE2で使えるケースで、しかも5色もある。要するに、「ミラーレス」がカメラ女子に受けていることから、カラフルなケースやネックストラップが各社から売り出されているが、同じ「ノリ」で作られたのがこのFM2用(と云うか、売られた台数から云えば、New FM2用だろう)の革製カメラケースという事だろう。ちなみに、当然の事のように「下半身」しかない。

 

 しかし凄いのが、黒や濃淡二種の茶色だけではなく、バイオレットと赤があること。これはもう「フィルムカメラ女子」狙いであることは間違いない(「フィルムカメラ女子」狙いなら、白も欲しいところだが、後から追加されるだろうか)。しかしなぁ、DSLR(デジタル方式一眼レフ)と違って、フィルムのカメラは一本(どんなに頑張って撮っても38コマ)撮り終わったら、巻き戻して裏蓋を開けてパトローネを取り出して新しいフィルムを装着しなければならない。

 

 この時に、カメラケースがどれ程の邪魔者になるのか、考えたことがあるだろうか。って、つまりこんなケースを作る人と、使う人の両方に考えてもらいたい。ケースを外さないと裏蓋が開けられず、閉じた後にまたケースを装着しなければならないのである。こんな余計な手間暇がかかるのに、それを承知でケースを使うか? ただでさえ時間がかかるフィルムの交換だと云うのに、更に余計な手間暇をかけていたら、間違いなくシャッターチャンスを逃してしまうぞ。

 

 などと余計な心配をするのは郷秋<Gauche>くらいのものかも知れない。カメラは単なるファッションで、一本のフィルムに初詣と海水浴とスキーと云うのは極端にしても、一日の撮影では一本しか撮らないと云う方には特に不便でもなんでもないことだろう。しかしFM2って、もう2万円以下で買えちゃうようだけれど、程度の良い売り物はほとんどないんじゃないかな? 綺麗な色の新品の皮ケースに入れるなら、やっぱりカメラだって綺麗なのがいいけれど、綺麗なボディを探すのは大変だと思うな。

 

 

 例によって記事本文とは何の関係もない今日の一枚は、畑にぽつんと置かれた背負い籠。この籠に畑仕事の道具を入れて畑に出向き、採った作物をこれに入れて家に戻るのだ。ちなみにこの籠の主は、ちょっと離れたところで除草の仕事中。

 

本日の素朴な疑問:飲むお茶の色は緑色(グリーン)なのに、昨日掲載したように花弁は白、蕊は黄色なのに、どうしてブラウンの事を「茶」色と云うんだろう。

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