河川敷でのバーベキュー有料化は何のため?

 川崎市は同市高津区の多摩川河川敷でのバーベキュー利用客(小学生以上)から一人500円を徴収する社会実験を今月一杯実施するとの事。その最初の週末には約3500人が利用したが、有料化を肯定的に受け止める利用者が多く、「市民の間に受益者負担の考えが浸透している」とは神奈川新聞の分析。果たしてそうだろうか。それでよいのだろうか。

 神奈川新聞によれば、川崎市が有料化に踏み切った理由は空き缶、ペットボトル、生ゴミ、使用済みの鉄板など114トンのゴミが発生したその処理費用730万円(2009年度)全額を川崎市が負担したからなのだと云う。

 おいおい、ちょっとまて。これまで高津区の多摩川河川敷でのバーベキューを楽しんだ皆さんは、自分の楽しみの為に川崎市が所有する河川敷を無料で利用するのは良いとしても、楽しんだ後のゴミをそのまま放置して川崎市に処理させたというのか!? それは違うだろうと、郷秋<Gauche>は思うぞ。

 自分が持ち込んだ食べ物その他の成れの果てであるゴミは、自分の責任で持ち帰るのが当然だろう。それを放置して川崎市の税金で処理させるとは怪しからん。バーベキュー後の生ゴミの処理は厄介かも知れないけれど、持ち込んだものの大部分は胃袋に中に消えているか、燃えてなくなっているかだから帰りの荷物は来る時に比べてずっと少なくなっているはずだ。それを放置して手ぶらで帰るのって、郷秋<Gauche>には理解できないぞ。

 報道されてはいないけれど(郷秋<Gauche>が見ていないだけかも知れないけれど)当たり前の話として、川崎市はゴミ持ち帰りのアナウンスはしたのだろうか。ゴミを残すどころか来たときよりも綺麗にして帰るグループだってあっただろう。バーベキュー客の全てが汚すだけ汚して知らん顔だと云わんばかりの一律500円徴収は無いんじゃないのか。まずはゴミ持ち帰りのマナー徹底がスタートに無ければ、おかしな話だと郷秋<Gauche>は思うぞ。

 ところで最初に書いた「川崎市高津区の多摩川河川敷」というのは田園都市線の二子新地と二子玉川の間に架かる橋の二子新地側のことのはずだが、対岸、つまり二子玉川側(世田谷区側と云うことだ)についてはどうなっているんだろう。そう云えば、二子玉川側がバーベキューで賑わっているというのを見た事がないような気がするなぁ・・・。


 例によって記事本文とはなんの関係もない今日の一枚は、夏の花、木槿(むくげ)。一日花ですが7月から10月まで花を咲かせ続けます。夏の花の代表ですが、実は百日紅(あるすべり)同様10月まで咲き続けています。夏の茶花には欠かせないとの事ですが、我が家には槿木がないからか、これまで目にした事がありませんでした。調べてみるとお隣、韓国の国花とか、これまた初耳しでした。
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