さつき -東京都下某所点描-(その2)

  

 何故かベートーヴェン。東京都下某所の新緑の小径を逍遥する楽聖の頭の中には十番目のシンフォニーの楽想が巡っているのかも知れない。時に九番の終楽章が、時にバッハのコラールの調べが聞こえてくるこの散歩道を、彼は愛していてくれるだろうか。
コメント ( 0 ) | Trackback (  )