福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

本日、治療終了

2018-03-17 | 歯並び、矯正の話

中学生の矯正治療の一例、ビフォーアフターです。





出っ歯系とか、受け口系の噛み合わせ傾向は無く、奥歯の噛み合わせは良好なのですが、上下前歯付近のデコボコがあります。








上下均等のデコボコ度というところでしょうか、上下前歯の傾斜は平均的ですが、この程度のデコボコでしたら治療後の前歯は前傾しますが軽度ですので、歯を抜かない全体矯正治療となります。
抜歯なしで顎の前後的不調和もありませんので、比較的治療は簡単な例です。
1年数か月後、終了です。











装置を外した後は、保定装置の装着が重要です。矯正治療期間より保定期間の方が長くなりますし、患者さんの協力による部分です。
わたくし的には、今からだという気持ちです。
先日、矯正歯科専門医の安永先生の講演を聴きましたが、抜歯矯正が7割とのこと。
当院でも全体矯正の約半数の患者さんが要抜歯です。噛み合わせや、顎と歯の大きさが不調和だからこそ、矯正治療を希望されるわけで、これは当たり前とも言えます。
小児矯正を中心に講演頂いたのですが、矯正専門医のコンセプトや治療選択など、当院のそれとほぼ同じで、やっぱりそうだよね~と再確認できました。
日頃も時々情報交換をしていることも良かったと感じます。







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マーク・ザッカーバーグのスピーチ

2018-03-15 | できごと

最近FORBESで、FACEBOOK創始者のひとりマーク・ザッカーバーグの記事を読むことがあって、彼のいくつかの言葉に、なるほどと納得させられたりすることがありました。
少し前の映画「ソーシャルネットワーク」も視ていましたので、再認識させられています。
昨年6月のハーバード大学卒業式でスピーチをしており、やはりというかYOU TUBEにアップされています。
ハーバードは彼自身入学して中退した大学で、30分ほどのスピーチには内輪ネタも出て来ますが、非常に熱のこもったスピーチで聴く人を感動させます。





彼は天才ハッカー的なオタク要素はもちろんありますが、FACEBOOKの原点は人と人を繋ぐという、非常に人間の基本的なものがあると理解されます。
コンピュータオタクでかつ最も人間的とも言えるのでは?
私たちの日常に投影してみると、やはり人のために役立つとか、社会貢献というのが仕事の場面での楽しさとかやり甲斐とかと繋がるところがあり、かつ家族や友人との繋がりの中で生きていて、それらが充実していると幸福感とか成功感を感じるものと思います。
かれはまだ30歳代前半と思いますが、これからの世界を引っ張っていくだろうミレニアル世代の、新しい、かつ人間らしい価値観を代表しているのではと感じます。

 



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これはどうよ?

2018-03-15 | むし歯予防の話

今日は休診日、毎度ですが雑務に出勤。ランチに1階のスーパーマーケットで弁当と飲み物を買いました。
飲み物はアイスオレンジティー、またpHメーターで酸性度を計ってみました。






結果はpH4.4、スタバ炭酸よりは少しは高いんですが、ピュア炭酸よりは低い値です。pH計測オタクになりそう。
炭酸ではなくとも、オレンジ成分や酸味料でpHは下がっていますね。
はちみつや果糖ブドウ糖液も入っていますので、濃度にもよりますが、もちろん虫歯誘発はほどほどありますね。
ピュア炭酸は糖分が入ってませんし、pHも高いので、比較すると炭酸の方が、まだ虫歯原因にはなりにくいと言うことになります。





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パッションを感じる講演会

2018-03-11 | できごと

福岡市を中心とする小児歯科のスタディグループ、福岡小児歯科集談会の講演会を催しました。
通常は医院スタッフも参加可能な内容設定をしていますが、年1回は歯科医師向けの内容で、今回は矯正歯科専門医の安永先生にお願いしました。
安永先生とは、時々食事会をしたりして情報交換をしていて、医院のロケーションも近いので、重症で当院での矯正治療が難しい患者さんや保護者の方の矯正相談があった場合、紹介させてもらっています。


 



 


日曜の午後の時間帯、小児矯正を中心に、みっちり2時間半ほど休み無しで講演いただきました。
私は小児歯科ルーツで矯正歯科も行なっていて、高校生まで位を小児歯科対象にしていますので、その時期までの矯正治療は当然小児歯科の中にあると考えています。
彼らしく、なかなかパンションを感じる講演会で、普段から安永先生とは情報交換をしていますが、改めて整理された内容を体系立てて聴くことができて納得でした。
参加された小児歯科医にも、なかなか有益な内容だったと思います。
講演会後の懇親会でもざっくばらんなQ&Aができて、これは役員の役得ですね。次回の進化版も期待したい、進化バリバリの安永先生でした。 

 




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サトウ・ヤスナガ矯正歯科  www.sato.or.jp/


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Jessica is back

2018-03-08 | できごと

ジェシカ・ジョーンズのシーズン2が今日からNetflixでスタート。
ジェシカの無愛想キャラ、そしてライダーズジャケット、ダメージジーンズ、ハーフブーツの3点セットがお気に入りなので、楽しみです。 


 





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スタバの炭酸

2018-03-08 | むし歯予防の話

最近サニーのコーヒーコーナでスタバのコーヒー豆を見かけて、おっ事業拡大してるなと思っていたんですが、今度はコンビニでスタバの炭酸水を発見。
ほのかなピーチ味でローカロリーになってます。
炭酸といえば酸ですから、頻回摂取は歯が溶ける酸蝕症、そして虫歯を誘発してしまいます。
同じ炭酸飲料でも味や香りの成分の追加で酸性度が高く(PHは低く)なっているようで、虫歯誘発能も高くなります。
もちろん糖分の含有でさらにそうなります。
例えば炭酸オンリーですとpH4.6 ほどですが、コーラでは2.5前後と随分酸性度が高くなります。




当院にあるpHメーターで、スタバ炭酸の酸性度をチェックしてみました。
多少酸味料が入っているせいでpH4.1ですが、炭酸オンリーに近い値で予測通り。
炭酸でない通常のジュース系はこれより酸性度が高くなります。
お茶もpH6前後なので弱酸性と言うことになります。中性のPH7と言えば水くらいしかありません。
糖分と酸性度の両方の要素から考えると、炭酸オンリーとかスタバ炭酸は、まだむし歯誘発能は低い部類に入ると考えられます。
レモン炭酸とかグレープフルーツ炭酸はどうなんでしょう?
ちなみにPH4.6の炭酸はウィルキンソン。皆が口をそろえて美味しいというウィルキンソン(私も同感です)、何が違うんでしょうね?




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サクランボ

2018-03-05 | できごと

当院の隣の一軒家の庭に、サクランボの木があります。
時期的には梅とサクラの間くらいに開花します。散ってしばらくすると、サクランボの実ができて収穫できるようになります。
今年は寒い時期が長かったせいか、梅と同じでやや開花が遅いようです。




昨日とか、異常に気温が上がったのがきっかけかな? 今朝開花が見られました。
天気は荒れ模様になるとのことで、あっという間に散ってしまうかも。




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過剰歯の抜歯は必要?

2018-03-02 | 口の中の問題

過剰歯といって、余計な歯が乳歯の時期に生えている、または永久歯の部類で、通常と異なる部位から生えてきたり埋まったままの場合もあります。
乳歯の過剰歯は珍しいのですが、永久歯の場合上の前歯裏側付近に見つかることがあり、発生頻度は数%です。
乳歯ですと永久歯が出る時期に根が溶けて来ますが、スムーズには生え変わらないことがあります。
永久歯では歯の方向がまちまちで、埋まったままのことも多々あります。埋伏過剰歯と呼ばれます。
永久歯の場合、根が溶けると言う現象がありませんので、埋まっている場所によっては正常な永久歯が出る邪魔になったり、出ても並びに影響が出たりします。




上の乳歯が生え変わる時期。以前、上の前歯をぶつけた折にX線を撮って過剰歯を発見。
向かって左側の永久歯の裏側に、逆向きの過剰歯があります。
過剰歯がある側の永久歯の生え変わりがやや遅めに見えますが、乳歯の根の溶け具合に異常はありませんので、そのまま経過観察。




永久歯前歯が4本出揃って来ました。逆向き過剰歯は根が完成していますので、今後位置の変化は無いと思います。
前歯間のわずかの隙間は、この時期特有の所見で今後の自然改善は期待できます。
さすがに将来前歯付近を含む矯正治療が必要になれば、その時点で過剰歯抜歯は検討します。
親知らずもそうですが、埋まっていても何も悪影響がなければ放置でOKです。




このX線写真は5歳の患者さんで、上の前歯を最近ぶつけて、ぐらぐらして来たとのことで来院。
こちらは通常の下向きで、正常な永久歯はまだ上の方にありますが、過剰歯が下りて来たため乳歯の根が短くなっています。
外傷はきっかけで、早めにグラグラが始まる歯であったということです。
多分近未来に乳歯が脱落、過剰歯が出て来ます。いずれ必ず、正常な永久歯が出て来る邪魔になりますので、タイムリーに抜歯することが必要になります。
このように同じ過剰歯といっても正常な永久歯に影響があるか否かで、抜歯の必要性は異なります。
私も大学病院に長年勤務していたので分かるのですが、開業医の先生方から過剰歯抜歯の依頼があると、それにお答えする形で抜歯します。
そのような日常ですと、過剰歯=抜歯というロジックに陥りがちです。
また、依頼を受ける過剰歯は横向き、上向きなど自然に出て来ないケースです。実際は下向きで自然に出て来る例も少なくありませんが、そのような例は開業医で抜歯を受け、大学病院への紹介はめったにない、というバイアス(ふるい)が考えられます。
ですから、過剰歯は大体埋まって出て来ないものだという錯覚も起こりますし、大学病院の来院患者で臨床統計をしても実態を反映していないということになります。
やはり、定期的な健診と、過剰歯影響の有無を観察して、処置の必要性と時期を判断するのが基本ではあります。





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