中学生の矯正治療の一例、ビフォーアフターです。
出っ歯系とか、受け口系の噛み合わせ傾向は無く、奥歯の噛み合わせは良好なのですが、上下前歯付近のデコボコがあります。
上下均等のデコボコ度というところでしょうか、上下前歯の傾斜は平均的ですが、この程度のデコボコでしたら治療後の前歯は前傾しますが軽度ですので、歯を抜かない全体矯正治療となります。
抜歯なしで顎の前後的不調和もありませんので、比較的治療は簡単な例です。
1年数か月後、終了です。
装置を外した後は、保定装置の装着が重要です。矯正治療期間より保定期間の方が長くなりますし、患者さんの協力による部分です。
わたくし的には、今からだという気持ちです。
先日、矯正歯科専門医の安永先生の講演を聴きましたが、抜歯矯正が7割とのこと。
当院でも全体矯正の約半数の患者さんが要抜歯です。噛み合わせや、顎と歯の大きさが不調和だからこそ、矯正治療を希望されるわけで、これは当たり前とも言えます。
小児矯正を中心に講演頂いたのですが、矯正専門医のコンセプトや治療選択など、当院のそれとほぼ同じで、やっぱりそうだよね~と再確認できました。
日頃も時々情報交換をしていることも良かったと感じます。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam
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