「中学生ですけど診てもらえますか?」とか、「今小学生ですけど、中学生になっても大丈夫ですか?」とか保護者の方から質問を受けることがあります。
当院は「子ども歯科」となっていますし、小児歯科というと小さい子ども達のみ診ているイメージを持たれるのは当然かも知れません。
一般歯科というか大人の歯科治療は成長発育が終了したお口の中での処置になりますので、むし歯や歯周病で失われた状態を元に戻すという処置がほとんどになりますよね。小児でも単にむし歯の治療でしたら、虫歯で無くなった歯を元の形に戻すという修復になるわけですが、そこに顎の発育、歯の生え変わりなどの成長発育があるのが大人と大いに異なります。
成長発育というと高校生までくらいはあるわけで、私としては小児歯科ではなくて青少年も含めた成長期歯科としたいのですが、一般的呼び名ではないですね~。青少年期はむし歯や歯周病(歯肉炎)リスクが高い時期である一方で、予防が成功すれば将来に繋がるのですが、小児歯科と成人歯科のはざまでかまわれていない時期のように思います。
お口の中、そして歯並び噛み合わせで成長変化が大きい時期、それは永久歯が生え始める小学生から顎の発育やかみ合わせが完成する高校生くらいまでですね。乳幼児ケアは小児歯科の専門ですからもちろん基本ですが、ライフサイクルを考えると、思春期というか青少年期は良い成人期を保つためのスタートの時期と思います。実はふたつき子ども歯科は「成長期歯科」が得意なんです。
そういえば、先日女子高生が歯石を取って下さいということで来院しました。むし歯こそなかったのですが、歯垢、歯石バリバリで歯ぐきの腫れも重症で、このままでは気づいた時にはむし歯&歯周病で苦労するのではと思いました。訊けば、部活と塾でかなり忙しいとのこと。
確かに、この時期は部活や勉強で忙しい時期ではありますが、何とか来院して予防ケアを受ける人が増えてもらいたいものですね~。
舞鶴公園の紅梅そして白梅、そして春の気配。
ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
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