福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

歯周病とクロルヘキシジン

2008-05-08 | 歯周病の話

一昨日休日急患診療所で一緒のY先生とは、勤務の合間に、治療のやり方などについていろいろお話や情報交換ができました。
一般歯科というか成人を中心に診療されているY先生ですので、歯が痛いという患者さんのうち、歯周病の急性症状が原因の場合も多いとのこと。歯周病の痛みというのは、むし歯の痛みのように削って詰めたり、神経の処置をすれば治まるというものではありません。歯の周囲の炎症が治まるには若干時間が必要です。
ですから治療は炎症をできるだけ早く治めるという方針になるわけですが、炎症が強い時には歯自体をあまりさわれませんので、歯茎の中の部分の清掃&消毒に加え、抗生剤系のペーストを局所に塗布したり抗生剤処方などをします。
歯医者ができるのはとりあえずこれくらいで、あとは患者さん自身にお願いしたい家庭でのケアです。Y先生曰く、歯周病の急性症状が出るというのは免疫力が落ちているわけだから、次回来院までまず3日の間は1日8時間以上眠って無理をしないこと、バトラー社のCHX(クロルヘキシジン)配合洗口液でうがいしてそのまま局所の歯みがきをすることを指示しているそうです。
当院でもクロルヘキシジン配合で同様な効果が期待できるコンクールという製品、そしてフッ素+クロルヘキシジン配合のジェルコートFというジェル状の製品を置いて、そのような患者さんには奨めています。


左側が歯磨きペーストのように使用するジェルコートF、使用後うがいは控えたほうが良いでしょう。
右側が洗口剤のコンクールです。局所に問題がある場合は、ジェルコートを塗るような感覚で歯みがきするようお奨めしています。
歯科医院専用ですが、ネットでも購入できるようです。

 

ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam/
                             http://www.futatsuki-dental.com/  

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