福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

食嗜好の変化

2006-10-05 | 食のこと

先日、親子で健診と予防で来院された保護者(母親)の話です。妊娠すると食の嗜好が変化するという話はよく聞きますね。妊娠初期はさておいて、食欲が増すということはよくありますし、今まであまり甘いものは食べていなかった人が、突然甘いものが欲しくなったりという話もあります(我が家の家内もそうでした)。この保護者の方も妊娠してから甘いものをよく摂るようになり、出産後もその傾向が続いているとの話でした。妊娠中はホルモンの関係や唾液分泌の減少などもあって、大体むし歯、歯周病リスクが高くなるといわれていますので、この方の場合さらに甘いものの摂取が増えた結果と思いますが、新しくむし歯が出来て妊娠中にむし歯治療を受けたそうです。
出産後の問題としてはご本人のむし歯リスクも気になりますが、丁度むし歯菌が感染して増える1歳半~2歳半位の子どもに与える影響も気になります。甘いものが家にあると、つい甘い系おやつや飲みものを子どもに与えてしまうということです。親からのむし歯菌感染量も多くなるでしょうが、感染したむし歯菌がさらに子どもの口の中で増えて定着するのを加速します。親子で食嗜好が似るのは当然ですから、良くも悪くも相乗効果になるわけですね。
我が家は、家族皆が甘いものはあまり好んで飲み食いしないので良く分かりませんが、むし歯菌の感染と定着を少なくすれば後が楽という理屈は、家族によっては実行は難しいのでしょうね。

我が家の今日のおやつ。飲み物は麦茶、牛乳、水というのが日常です。(ちなみに、親の飲み物はビール、日本酒、泡盛、焼酎などアルコール全般です。)

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