福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

部分矯正の1例

2022-01-13 | 歯並び、矯正の話

すべて永久歯に生え変わったばかりの患者さん。小学校高学年です。
前歯の歯並びかみ合わせの治療ご希望がありました。






パッと見、向かって右側の側切歯が逆に噛んでます。
もうじき奥に第2大臼歯が出て来ますので、そのまま放置しておくと、奥歯が前方の歯を押してデコボコが悪化する可能性があります。
リンガルアーチという装置で、裏側から側切歯だけ外に押し出してかみ合わせの改善は可能です。
透明タイプのマウスピース矯正でも治療可能でしょう。
ただし、いずれも傾斜移動なので、治療後かみ合わせが浅くなり不安定になることが予測されます。
細かいところですが、隣接する中切歯、犬歯も若干ズレがあります。
この患者さんは、上のみ前から4番目の第1小臼歯まで8本ブラケットを付けて、治療しました。






月1回の来院で、4か月後です。隣接歯の位置も改善しました。
終了して、透明のマウスピースタイプの保定装置にチェンジです。
数か月でここまで治癒するのが治療開始時点で予測できますので、歯科医師側としては簡単で安心な治療選択です。



ふたつき子ども歯科  http://fc-dental.jp.net

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