福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

上の歯並びのデコボコ

2020-08-01 | 歯並び、矯正の話

中学生の患者さんで、特に上の前歯の歯並びの矯正治療ご希望です。




前から見ると、上の前歯の横にいきなり犬歯があって目だちます。
側切歯が先天的に欠如している場合も、このように見えます。




実際は、側切歯は完全に内側に隠れて並んだ状況です。



下の歯並びは若干のデコボコはありますが、重症ではありません。
八重歯の場合と同類で、やはり上下の歯並びの大きさが不調和で、上下顎のサイズの不調も伴っていることが普通です。
この患者さんの場合、上の前歯のデコボコを放置していて、奥歯が生え変わるに伴って、上奥歯が前方に移動して悪化したと考えられます。
なので、上顎小さめ下顎大きめの患者さんの、典型の奥歯の噛み合わせではありません。
治療方針としては上のみ第1小臼歯(両側)を抜歯して、犬歯を第1小臼歯スペースに移動、そして側切歯を外側に移動します。
もちろん下にも装置を付けて、デコボコ改善と上下の噛み合わせを緊密にします。
なお、奥歯の噛み合わせのズレはそのままキープする方針です。



ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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