福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

オン・アンド・オフ

2016-08-07 | できごと

最近届いた小児歯科関係の本が左。月刊誌の増刊号。
ソワニエは福岡の食をテーマにしたドメスティックな隔月刊の雑誌。料理の写真が綺麗という印象があります。





わたくしの意識的には、子どものむし歯治療は終わっていて、予防も終わりかけています。
大人になるまで(当院では少なくとも高校卒業までは来院するようにお願いしています)のトータルケアでやるべきことはいっぱいあるので、虫歯関係で時間をとっている場合ではない、という意識です。
虫歯は予防が当たり前で、どうしても予防できず虫歯になったから、仕方なく非生産的な削る治療を空しい気持ちでする、というのが正直なところです。
この本の著者のファーストには、小児歯科学会の会長の名前があります。
この本は一般歯科医師向けでもありますので、小児歯科学会の現ブレインが、虫歯治療と予防でどのようなメッセージを発信しているか、興味あるところです。
これをオンとすれば、ソワニエはオフ。贅沢ランチ特集で興味あり。休診日は、時々はランチ巡りも復活させたいところ。過度のグルメは成人病につながるので、用心ではありますが。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam 

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抜歯矯正のステップその1

2016-08-07 | 歯並び、矯正の話

永久歯の抜歯をしなければ綺麗な歯並び咬み合わせにならない患者さんは、その必要性を充分に説明してスタートするわけですが、簡単に言えば、治療直後の綺麗さは当たり前ですが、治療終了後例えば5年で後戻りの少ない良好な状態を維持しているか? ということなんです。
治療開始後も治療ステップを説明して、現在治療ステップのうちどの段階かなどを患者さんや保護者の方に説明しています。
なかなかわかりやすく説明するのは難しいわけで、これは矯正治療を行っていない歯科医師に説明する時もほぼ同様です。




この患者さんは出っ歯、下の前歯の若干のデコボコ、咬み合わせが深い、が見た目の問題なのですが、奥歯の咬み合わせの前後的ズレを伴っています。
第1大臼歯の咬み合わせがどうか、というのが基準になっていますので、この患者さんの場合は上の両側第1小臼歯を抜歯して奥歯のズレはキープした状態の仕上がりとします。





当院ではスライディングメカニクスとJETシステムの考え方を取り入れた方法で行っています。どんなシステムよ? と尋ねられると、この説明も難しいので、すみませんが省きます。
最初のステップは、抜歯したスペースに手前の犬歯を移動することです。パワーチェーンというチェーン状のゴムで後ろに引っ張るわけですが、奥歯が反作用で前に移動しないようにTPAという装置を第1大臼歯に取り付けます。
この段階では上の前歯には装置は付けません。
この移動が4~5か月かかるわけですが、その間に下の歯並びにはすべてブラケット装置を付けて、歯並びと深い咬み合わせの改善を行っていきます。
この患者さんの場合、上の左右の部分的装置(セクショナル)を付けて犬歯の移動を行うというのが最初のステップです。 





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