福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

梅雨らしい1日

2016-06-16 | できごと

今日は休診日。6月の木曜は歯科健診や訪問診療などが予定されていて、今日は保育園健診。
小規模保育園ですが、こちらは4年ほどの歴史がある無認可園のバンビーニ保育園。就学までは保育できるのですが、地域的には3歳以上になると幼稚園にチェンジする子どもたちが多いとのこと。
最近は幼稚園と言っても、幼保園的に長時間預かる園が増えているという実情があるようです。
仕事を持つ母親が普通になって、幼稚園としても企業努力が求められているんでしょう。母親が働いている世代には、結果的に選択肢が増えていると言えますね。
当院の割と近くで、子どもたちの昼食後、お昼寝の前の時間帯におじゃましました。





それほど多い人数を診るわけではありませんので、これだけの器材をトートバッグに入れればOKです。
訪問診療もそうですが、結構身軽でOKなんですよ。
昨日診療終了後、そう言えば器具の滅菌をお願いするのを忘れていた~~! とドキッとしていたら、定位置にしっかり用意してありました。
さすが我がスタッフ、嬉しかったな。

1歳2歳児でしたので、虫歯はなかったのですが、指しゃぶりによる咬み合わせの問題、さらに反対咬合、癒合歯、ステインなどありました。
いずれも歯科医院を受診するまでのことはありませんので、記録用紙にコメントを記入して、園の先生とお話しして、できれば付加説明をして頂くようお願いしました。
終わって午後1時30分頃、園を出るとザンザン降りで蒸し暑い。梅雨ですね。










ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam 

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TSDテクニック

2016-06-16 | 虫歯治療の話

小児歯科で例えばむし歯の治療でしたら、小児科での診査や注射と違って一瞬で終わるものではありません。
治療に必要な器具機材や治療ステップなどを、患者さんなりに理解してもらい、例えば30分間頑張らねばなりません。
音がしたりお口の中に刺激を与えるものばかりですから、ある程度慣れてそれぞれのステップが出来る必要があります。
そのためには患者さんとのしっかりしたコミュニケーションや信頼関係が必要になります。平均的には3歳半以降くらいで、このことが可能になります。
特にむし歯治療がはじめての場合、治療器材やステップを覚えてもらうトレーニングが重要です。
小児歯科治療ではこのことは常識で、TSDテクニックというものを使ってトレーニングします。
TSDというのは、tell、show、do の頭文字で、患者さんに器具などを説明して、見せて、そして実際やってみるというステップで、上手にできた時は良く褒めてあげるというのも重要です。








実際、説明しながら手に触れさせるなどもいいですね。お口の中で行う時は鏡を見てもらうのが便利。





これはラバーダムといって、虫歯治療する歯のみゴムシートから出るようにするバリア的なものです。
削るときのエアや水が遮断されますし、歯科医師側も、唾液や舌が来ないので治療がやりやすくなります。
鏡を見ながら、歯科医師の説明を聴き、治療の様子を見ているという、良い状況です。
当院では歯科麻酔、いわゆる注射も見せて行うことを原則にしていますが、注射を見ながらという診療光景は特別ではありません。
注射が必要ですね、と言うとむしろ保護者の方が緊張されますが、以前と比べると、表面麻酔を使用したり注射針も随分細く短いものが登場して、痛みも軽減されています。
子どもは意外とへっちゃらなんです。
ちなみにTSDテクニックを使った治療トレーニング、当院の歯科衛生士は実にうまいんです。歯科医師も負けてはいられないというレベル。





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