九州大学歯学部がJICA(国際協力機構)の協力のもと行ってきた5か月の歯学教育コースも昨日で終了でした。九州大学歯学部同窓会を代表して、閉講式と送別会に出席してきました。今年は、なぜか歓迎会と送別会両方で、乾杯の音頭を依頼されてしまいました。
国際交流、国際貢献というと、お金や物資を補助するような面も多々あると思いますが、少なくとも歯科では物を送っても一時的なもので、うまく使いこなしたり、機械であれば修理やメンテができる必要があります。やはり、人材育成であり、このコースのように日本に来ていただくのも良いのですが、私達から出かけて行って現地の人たちの人材育成を図ったり、モチベーションを与えるような教育を行うことです。現地にキーパーソンが育ち、できるだけ自力で種々プロジェクトが企画運営されれば理想です。彼ら自身はこの5か月で、自分自身の成長のみでなく、自国の歯科をベターにするためのパブリックマインドとモチベーションが芽生えたのだろうか?(ちょっとカタカナ英語過ぎですか?) 経済的問題がどの国でも大きいでしょうが、頑張って欲しいなと思いました。
この中に1名日本人がいます。それが私です。自分もただのアジア人のひとりという気がします。