熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

インターナショナル・チェロ・コングレス・イン神戸2005

2005年05月19日 | コンサート


正式名はこれ↑でした。コングレスって大会、集会って意味だったわ。
鑑賞記録。

18日(水)7時よりポートピアホール
グランドコンサート2

関西フィルハーモニー管弦楽団・現田茂夫/指揮

1.林峰男/ショスタコービッチ:チェロ協奏曲第二番

2.ラルフ・カーシュバウム/ドボルザーク:チェロ協奏曲

3.ダーヴィッド・ゲリンガス/シェンデロヴァス:‘Do’の協奏曲

4.マリア・クリーゲル/エルガー:チェロ協奏曲

2時間45分の“大盛り”のコンサート。(^^)
お値打ちなのに会場が思ったより空いていた。なんともったいない!
外人も多いし、私のような一般人は少なく関係者が多いみたい。

1と3は初耳。
3は初演なので当然!
ゲリンガスに捧げた現代曲。
この曲だけワタシのセンセイ参加。うしろで援護という感じだが、頭の先しか見えなかった。虫の羽音みたいにずっと鳴らしていた。

現代曲もなかなかおもしろくて興味深い。
第一、技法のバリエーションがあって変わっている。
楽器編成も個性的でキンキラ~ピラピラ~という光物みたいな音も入って楽しかった。

生まれて初めてドボコンやバッハ無伴奏を聴いた時よりワタシには聴きやすかった。ただ名曲といわれるものは聴く機会が圧倒的に多いので、だんだん情が移るのかもしれない。だから、単純に上記2のおなじみのところで体が熱くなるのがわかった。
2は拍手が少なかった。1楽章はいいな、と思ったけど熟知した観客の耳は違うらしい。

3.エライ高い音のオルガンを弾いていた人がシェンデロヴァス氏らしい。
ゲリンガス氏と二人拍手喝采だった。
今回のコンサートの目玉だったようだ。

4.マリアさんの左指がカエルの手みたいで驚いた。
チェロ用に進化した見事な指!

衣装が上半身魚網状でシースルー。超大胆。前だけ一部透けないけど横からが。。。。
スカートはオーガンジーを重ねたものだったが、ライトがあたるとおみ足が。。。
ワタシはものすごく端に座っていたので予期せぬ見え方だった。

ドイツの女性は日本人男性より体格がデカイ。男っぽい場合も多い。
指と腕の長さをわけてほしい。

4つも協奏曲を聴いてマッチョなチェロを思い知らされました。