熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

ファッションショーを見て

2005年05月01日 | ファッション

ワタシが今朝新聞に載っていた。
顔が2ミリくらいの大きさで、ですけど。

ファッションショーを見に行ったのですが、そのランウェイの写真がローカル版に載ったからです。
なんと神戸税関の庁舎での開催。税関での開催が珍しいので記事になったようだ。
旧居留地にあるブティックのブランドのショーだった。

今のトレンドは誰でも着こなせるものではない。
ボディが問われるデザインばかり。
若い人もたいへんだ。

お年頃に流行ったファッションって一生何らかの影響を残すことがある。

マスカラ毎日塗りたくっていたら、まつげも減って生えてこないだろう。
茶髪も髪を痛めるし、いずれ嫌でも白髪を染めるころには髪はボロボロだろう。
先がツンツンのピンヒールはいてたら外反母趾になるだろう。
(某靴売り場で‘セレブカジュアルシューズ’なるPOPがあった。なんじゃそれ!?)
ダイエットばかりしていたら骨粗鬆になるだろう。
お腹や腰、出しっぱなしで冷えたら、不妊症になるだろう。
後で後悔しても、取り返せないのだよ。

思い出したけど2週間くらい前、腰が痛いというのに神はいろんな試練を与えたもうた。
路地を歩いていたらサッカーボールがコロコロ転がってくる。
向こうからお兄さんが走ってボールを追ってくる。
躊躇したけど、無視するのも悪いのでトコトコっと行ってボールを足で止めた。
蹴るのは無理なのでそこまで。
それでも大きな声で、ありがとうございましたっ!と言われてうれしかった。

次の日、歩道で白い帽子がふわふわワタシの前に飛んできた。
拾ってあげたいけど痛くならないか???と躊躇したけどがんばって拾った。
自転車で走っていたお姉さんの帽子だった。
そっけなく、すみません。

ローライズのジーンズで胴長の人が自転車に乗り降りするとすごいことになりますよ。
どこにも固定する力が働かないので引力に従ってジーンズはずり下がるしかない。
お腹も腰も出っ張ったところが一旦はみ出てしまったら元に戻すのが大変。
ひどい後姿で立ち去って行った。
セクシーでもなんでもない、マヌケな姿だった。
まさに、頭隠して尻隠さず、ですな。

ローライズ(ヒップボーンより下なくらいだ)をぶり返したのはグッチにいたトム・フォードではなかったか。
ヒップが長い日本人には絶対無理で流行らないと思っていたのに、こんなにはびこるとは信じられない。これを穿いてしゃがんでも問題ない日本人てそうそういないと思う。

本日は文字通り老婆心炸裂!