熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

姿勢

2005年05月07日 | 番外

書こうと思いながら日が過ぎたが、憲法記念日の筑紫哲也(夜11時)の番組で大阪のおばちゃん達をレポーターにして憲法とは何かを探る特集があった。
おばちゃんでもわかる?憲法、という設定は、人を見る気させるところがスゴイ。

余談だが昔はおばちゃんというのは40歳くらいのイメージがあったが、ところが昨今、おばちゃん集団というのは60歳が中心なのだ!
ふふふ、ワタシなんでま~だまだヒヨッコだわ。

市会議員から始まって、上京し国会議員船田氏、元防衛庁長官石破氏に憲法について話を聞き、自民党の改正試案に対してじかに疑問をぶつける。

試案で“国民は○○しなければならない”的なところがあり、「昔の修身の教科書みたい~!」といみじくも、おばちゃん達。
家庭を大事にしましょう、みたいな条項もあって、政界失楽園と言われた船田氏は「私のことはさておいて。。」と日本人の精神の荒廃を憂いてらっしゃいました。
笑わせてくださいます。

多くのヒアリングの結果案の定、やっぱりよくわからん、というおばちゃん達だった。
でも、今の憲法どうこうの前に憲法っていったい何?と疑問を持つに至ったところに成果があったようだ。

おばちゃんコーナーの後、スタジオで立花隆と宮台真司のトーク。
意見は護憲と改憲に分かれててはいるが、基本的には同じ思想だと思った。
近代国家の憲法では、憲法とは国が守るもの。
(国家権力の暴走を止めるために!)
○○すべし、と国民を戒めるためのものではない。
この基本をずらせて自民党試案ができているのではないのかな。

お二人お話はまあそれなりなのですが、いくら立派なことを言ってもあの姿勢はない。
お尻をずらして体を斜めによじってひじ突く立花氏。
もちろん足は大きく開く。
そして異常に足を開く宮台氏。左ひざ、つま先は体と水平だ。
さすがに両足それだと180度なので右はそこまで行ってなかった。

ちゃんと椅子くらい座れんのかい?
なんでそんなだらしない格好しかできんのかい?
どっか痛いの、お二人さん?

最近、チェロを弾くことにも、私の弱点の腰にも関係あるので姿勢に目がいくワタシなのだ。