熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

コントラバスリサイタル

2009年05月27日 | コンサート


コントラバスのソロリサイタル。
珍しいです。はじめてです。

コントラバスの奏者はベーシストでイイのかな?
おっと、チラシの写真にN響バシストっと書いてある!

楽器が大きい!弦長107cmも!(チェロ69cm)
ポジションはいったいいくつ?
ポジション移動の距離、めちゃくちゃ長い。
なのに音程はずれないし、音も繋がっているのはなぜ?
チェロでもハイポジは遠いのに。。。

親指ポジションばかりで、指が壊れませんか?

楽器の演奏が中腰で疲れませんか?
曲によって2台を使い分けてましたが、運搬は1台でも大変なのに。。。
移動はトラックですか?

やはり、ソロ活動する方は少ないのですか?

楽器作る人も大変そう。
BSでクレモナのヴァイオリン製作(菊田氏)のルポを見ましたが、
楽器のコンテストはどうするのですか?
スクロール一つ彫るのも、何倍もかかる?

見て聴いているうち、頭の中は?でいっぱいになっていました。

さて、図体が大きいから爆音が出るかというとそれはありません。
美しい高音は奥ゆかしかったです。

アルペジョーネ・ソナタはどの楽器で弾いても名曲の風格ですね。
2楽章でじ~んときました。

チェロとのデュオも最高でした。
低弦の絶妙なハーモニー、その迫力と美しさに興奮しました。
チェロはスペシャルゲストの上村氏。
憧れの音色がお馴染みのホールで聴けて大感激。
対比のせいで、上村氏のチェロがいつになく明るい音に聞こえました。
ホールにあの何とも言えない美音が満ち溢れ、しあわせ。
係長的眼鏡のモデルチェンジを報告しておきます。

アンコール2曲目、まるで象が歩いているみたい、と思ったら、象の曲だった。
作曲も演奏も、見事です!
動物の謝肉祭って、白鳥しか知りませんでした。

観客は残念ながら少なかった(インフルエンザのせいもある?)のですが、割れんばかりの拍手喝采で終わりました。

■出演者
コントラバス 市川雅典
ピアノ 鈴木華重子
Special Guest チェロ 上村昇


■プログラム
ヘンデル:ヴィオラ・ダ・ガンバ ソナタ ハ長調
シューベルト:アルペジョーネ・ソナタ イ短調 D.821

ヒンデミット: コントラバス ソナタ ロ長調
ロッシーニ:チェロとコントラバスのための二重奏曲 二長調
ボッテシーニ:ベッリーニの「夢遊病の女」による幻想曲

■アンコール

セルゲイ・クーゼヴィツキー 小さなワルツ
サン=サーンス 動物の謝肉祭より「象」
フレデリック・モンボウ 歌と踊り 第3楽章より


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2 コメント

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はい~ (mototyo)
2009-05-27 23:57:07
私もcbのソロ行きました。黒木岩寿さん。
コントラバスでこんなに歌えるんだ、とウットリ。
え。係長やめたんどすか。みじかい命やったな・・・。
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次々と (フルフルハウス)
2009-05-28 00:03:31
先行なさるもとちょーさん!
バシスト氏の苦労を思うと、チェロの苦労なんてなんのその。
おまけに2台持参で演奏旅行だっせ~。

>え。係長やめたんどすか。みじかい命やったな・・・。

係長という噂がひろまったんとちがいますか?


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