熟年の手習い

熟年老い易くチェロなり難し

目標

2014年04月14日 | チェロ
上達のため、意欲を高めるためには発表会など人前でソロ演奏するのが効果的と言われます。
でも、下手な横好きで、やっぱり何だか申し訳ないやら恥ずかしいやら。
どうあがいても、人様のためにならなくて、チェロは自分だけの道楽ですもんねぇ。。。

せめて騒音等、迷惑をかけないよう、チェロという楽器が嫌われないよう振る舞わねばと自戒の念も。

演奏活動で人様を喜ばせたり慰めたり出来る方は心からうらやましく、
今度生まれ変わったら若い頃から習って、是非そういう経験をしたいと思います。

誰も私のチェロを聴きたがる物好きの友人知人はいませんが、
ただ一人、私のチェロを聴きたいと言ってくれるのは母です。
(練習はうるさがるのでまったく聞かせていません。)

問題は一番手厳しい聞き手であること。

普段、ぼんやりおっとり優しい老人ですが、
何がそうされるのか、五感に関して、驚くほど鋭敏な時があります。
快、不快に関しては、ずいぶん冴えているのです。

ヒラリー・ハーンを一緒に聴きに行った時、「わ~、いい音!」と思わず叫ぶのを、私はびっくしりて制止したことがあります。
モウロクしてきたにもかかわらず、見るもの、聴くもの、食べるもの、着るもの、
鋭いつっこみを入れることがあり、好き嫌いが明確なのです。
良し悪しのジャッジが確かです。

そしてド素人(母)は、プロが弾くような豊かなヴィブラートがかかった音色しかチェロと認められないようで、ほとほと困ります。

老い先短い母が聴いて好ましいチェロを弾くことが、目標としてハッキリしてきました。
ハードル高いけど。

「白鳥」などの知っている曲でないと喜びません。
ゆったりした曲は下手が露呈するので大変です。
先日弾いた曲で、身にしみました。

どんな練習をすればよいか先生と相談します。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
豊かな音 (moto)
2014-04-15 22:43:25
出したいですねぇ・・・

モノトーンじゃなくて色のある音。

ハーンの音がおわかりとは母上すご!
いい目標ではありませんかっ!
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motoさん (フルさん)
2014-04-15 23:19:04
発表会無事終わってよかったですね。
何を弾かれましたん?

良い音の意味には、一本調子ではないことも含まれますよね。
どうしてもアマチュアの演奏は棒弾きになるのがつらいとこです。

母は痛み止めで生活している割には、変に冴えています。

ダメだし覚悟で、練習中です。

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