『民宿雪国』樋口毅宏 祥伝社 2010年
水道橋博士がえらく褒めていたので読んでみた。
新潟の民宿雪国のオーナーの息子が死んだので墓前にやって来た友人、吉良はXXXX… 不倫相手の夫に追いかけられて行った民宿雪国ではXXXX… 昔民宿雪国で働いたことのある者たちの証言によると…
なんじゃこりゃ!思いもかけない展開、何気なく登場する有名人、グロイのに読みやすい文体、その全てがあいまって何とも言えない怪作となった。
面白くないのかと言えば、むしろひどく面白い。ミステリー+ホラー+グロテスクというような単純足し算では表せない。
丹生雄武郎(にうゆうぶろう)という民宿雪国の経営者にして世界的な画家の一生が本作のテーマである。しかしながら、一筋縄でいかないのは、どういう風に収斂するかよく分からない前振りがあちこちにあって、この前振りに翻弄されてしまうからだ。
うーむ。樋口毅宏の別の作品も気になる。
「さらば雑司が谷」でデビュー、話題に。いかがなものかと思うタイトル「日本のセックス」が第二作。エロかと思ったら、途中からリーガルサスペンスになるらしい。三作めが本作で四作目は「雑司が谷R.I.P.」
長生きはしてみるものだ。まだまだこんな本読んで楽しめるんだからね。ひっひっひ。
では、また。
実は地震前に さらば雑司ケ谷の続編も読み。
全作品を読みました。
日本のセックスは、途中からカラマーゾフの兄弟を思わせる内容。
今までに刺激を受けた本や音楽や芸術のエッセンス、作家に対するオマージュ。なんじゃないか?と思ってます。
樋口さんのツイッターも面白いですよ。
オザケン論が、世代的に、あぁそういう見方もあるね。って、ようつべでオザケンの映像検索したりしてました。
民宿雪国は、ある作家がモデルじゃないか?
全身小説家のドキュメント映画になってた。
かつて瀬戸内寂聴さんと関係してた作家。
過去が人の印象で、違ってたり、本人も演じわけてるのか、虚言なのか。
黒幕や宗教家も似たとこあるからね。
ふるさんも 是非他作品読んで見てね。
おっ、全部読んでましたか。さすがです。
様々なものに対するオマージュ。なるほど。それらが分からないと面白さが半減しますね(=若者には分からない?)オザケンについては、読んでから後で動画探してみたりしましょうかね。
民宿雪国のモデルになっている作家がいるのですか。知りませんでした。「全身小説家」もその作家についてもあまり詳しくないのですが、こなつさんのおかげで興味を持ったので、映画を見たくなりました。
他の作品ぜひ読んでみたいです。一つ質問なのですが、「雑司ヶ谷R.I.P.」は「さらば雑司ヶ谷」のちゃんとした続編になっていますか?言い換えると、「さらば」を先に読んで後で「RIP」を読んだ方がいいですか?
推測なんで樋口さんがそう言ってたわけでは無いですよ。
作家は井上光晴。作家、井上荒野さんの父。
ドキュメント映画は、ゆきゆきて神軍を撮った原一男監督。井上光晴がガン告知されてからの五年間と井上光晴の周りの人にインタビュー。
まだ私は全身小説家は見てませんのよ。
さらば雑司ケ谷の、ちゃんとした続編ですよ
雑司ケ谷R.I.P。
先入観なしに読んだ方が楽しめますから、私は言わんときますね。
オザケン言っちゃたか。
ごめんごめん。
\(+×+)/
なるほど。井上荒野さんも光晴さんも未読です。「ゆきゆきて神軍」はなかなか刺激的な作品でしたから、こっちの映画も期待できるかも知れませんね。
先に「さらば」を読んで、後で「R.I.P.」を読んだ方がいいわけですね。ありがとうございます。
オザケンと言われても、小沢健二が何のネタバレになるのか分からないですから、大丈夫です。
だーんすふろあーにはなやかなひーかーりー♪
ぼくをーそっとつつむよーなーはーもーにー♪
嗚呼カラオケ行きたい。
カラオケと言えば。
80年代の曲
ネバー、森高千里、佐野元春、中森明菜、盛り上がる歌える曲がありますよね。
こんなご時世だけど
カラオケやりたい。
サムデイとかディザイアーですね。
佐野元春だと、HAPPY MAN、中森明菜だとスローモーションが一番好きでした。最近はJ-POPはほとんど聴かなくなってしまいましたが。
このような毒にも薬にもならない会話ができるってことは幸せなことなんですな(と最近思います)
私も 大人になったら洋楽やRock Jazz クラシック。
色々聴いてるんですけどね。
カラオケ最後にしたの
10年前以上だなぁ。
今まともに知ってるのZARDや宇多田ヒカルくらいまでよ。
ハナミズキがようやく歌えるくらい。
カラオケで ふるさんは英語の唄を歌えるのですか?
話し変わって
BSプレミアムで仲間由紀恵でテンペストをドラマにするんですけど。
原作が面白かったから、どんなドラマになるか。
初回は必ず見ようと思ってます。
では おやすみなさい。
ファンキーモンキーベイビーズのような最近の流行りのJ-POPには疎いですね。むしろiPodに入っている落語の方をよく聴きます。
カラオケは去年の終わりか今年のはじめに行ったのが最後ですね。今は周囲にカラオケ好きの人間があまりいないのと、自分からカラオケ行こうとはあまり言わないものですから、めったに行かないです。でも一人カラオケは行ってみたいのですが。カラオケで英語の唄は歌わないです。
そうそう。「テンペスト」映像化されるんですよね。仲間さんは役にあってますね。