まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

上高地ウインターキャンプ訓練山行とアメイジンググレース

2015-03-02 22:04:05 | 日常
平成27年3月1日
今日「県民の森」で上高地ウインターキャンプのため訓練山行を行いました。ウインターキャンプは今回で3回目であり特に問題となることはなかったが「久しぶりの雪山だから不安です」という方がおられました。それなら急遽参加予定者に呼びかけたところ8名の方が参加されました。あいにくの雨模様でした。私は天候はままならない。我々人間がそれに対応すればよい、悪天候ほど得るものは多いと思っていますので天候に関係なく山行を実施しています。6時30分福山発。県民の森スキー場から立烏帽子山の中腹、標高1220mの「展望の丘」を目指します。雪もたっぷりあり登山道をスノーシュの感触を確かめながら歩きました。到着後はまずツェルトを張り、雨に濡れないようザックを収容する。次は雪の少ない時の緊急対応のためスノウマウンドを作る訓練をする。15分くらいで完成しました。スノーマウンドというのは小さな「かまくら」です。ザックを積み重ね、それにシートをかぶせ雪をかけて小山を作り雪が固まったらザックを取り出すとそのあとが空洞になるというわけです。底の部分を掘り下げれば広くなります。雪が多い時には雪洞を掘ります。雪洞内は風の音も聞こえず静かで温かい。雪の中ですから温かく氷点下になることはありません。2班に分かれて出来栄えを競争しました。4人用で40分から60分かかりましたが手順を熟知すればもっと早くできるでしょう。しかしそのためにはスノソー、スコップ、シートが必要です。これらは雪山の必携装備です。皆、雪洞作りに夢中ではまっていました。午後からは気温も下がり吹雪となりました。氷の粒が顔を打ちます。目出帽の有効性を体験しました。高山のアルプスでは肌が露出していれば凍傷になります。それから急斜面でラッセルやキックステップの練習をしました。この様な悪天候の体験をしていれば上高地でも大丈夫です。皆よい体験になつたと喜んでおられました。今回の上高地ウインターキャンプには特別な思いがあります。アメイジンググレースを聞きながら穂高連峰を眺めることです。最初に冬の上高地に来たのは平成16年3月、今から11年前です。大正池越しに紺碧の空に白銀に輝く穂高の峰々を見た時、あまりにも美しく荘厳な景色に声も出ず、ただ立ち尽くしていた。神々しさに感激したためか涙があふれました。「神様、あなたはなんと素晴らしいものをおつくりになったことでしょう。そして今わたくしの目の前に御見せいただいています。これに勝る幸せがあろうか。本当にありがとうございます。あなたの御心に感謝いたします。」 思わず「アメイジンググレース」のメロディが澎湃と湧き上がってきました。この曲は讃美歌です。と同時に大自然に対する賛歌です。
私の感動はみんなの感動です。さあーアメイジンググレースを聞きながら穂高を眺めましょう。そして歌いましょう。
アメイジング・グレース
     何と美しい響きであろうか
   私のような者までも救ってくださる
     道を踏み外しさまよっていた私を
   神は救い上げてくださり
     今まで見えなかった神の恵みを
   今は見出すことが出来る

   神の恵みこそが 私の恐れる心を諭し
     その恐れから心を解き放ち給う
   信じることを始めたその時の
     神の恵みの何と尊いことか
                (以下省略)


     
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