まほろば日記

fujioの日常の出来事、記録等を思いつくままに書いた日記です

小諸に行く

2016-06-19 13:06:05 | 日常
平成28年6月17日

小諸なる古城のほとり
雲白く遊子悲しむ
緑なす繁縷(はこべ)は萌えず
若草もしくによしなし
しろがねの衾(ふすま)の岡邊
日に溶けて淡雪流る

あたたかきひかりはあれど
野に満つる香りも知らず
浅くのみ春は霞みて
麦の色わづかに青し
旅人の群れはいくつか
畠中の道を急ぎぬ
(千曲川旅情の歌  藤村藤村)

広島から900キロ、所要時間約12時間かけて、群馬県の前橋市に行った帰り、藤村の有名な歌枕の地である小諸市に立ち寄りました。広島からは土地勘がいまいちよくわかりにくいと思いますが小諸市は軽井沢の近くの街です。
ここは右手に浅間山、左手は美ヶ原の山々に囲まれその広く伸びやかな谷間を千曲川が流れています。
藤村が歌を詠んだといわれる小諸城の水の手展望台からは遥か眼下に千曲川が曲折して流れています。
当時と変わらぬ風景を眺めながらしばし詩歌を口ずさみ、旅情を味わいました。
小諸城はいわゆる水のあるお濠はなく浅間山の火山灰の断崖が天然の要害となっており場内にもいたるところ空堀があるという複雑な構造になっています。天守閣は残っていませんが大きな石が野面積みされ粗野ではあるがいかにも古城と言われるような趣のあるお城です。
 いまNHKで放送中の「真田丸」では関ヶ原合戦前の第2次上田戦争で徳川主力38000人の大将、徳川秀忠がここ小諸城に入場して戦ったところです。

帰路は遠う回りに迂回する高速道を短縮するため、佐久ICから岡谷ICまで国道142号線を帰りました。
その間は距離63キロ 時間74分、高速道路を利用するより57キロ、時間にして10から22分余り短縮しました。交通量も少なく、道もわかりやすいです。これからはこちらを利用します。 src="http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/15/9d7f11a9d51eb81e3215a579317eb5e2.jpg" border="0">
コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 父の日のプレゼント | トップ | トレーニングルームに通う »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ありがとうございました。 (小諸の風)
2016-06-20 20:37:18
こんにちは。

遠いところ小諸においでいただきありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

日常」カテゴリの最新記事