漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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血液型別病気のリスク「カズレーザーと学ぶ」

2024-09-11 | 老化・血流
先日のTV番組「カズレーザーと学ぶ」によれば、血液型によって抗原が異なるので病気のリスクに違いがあるのだそうです。

A型:心筋梗塞、脳梗塞、エコノミークラス症候群
B型:糖尿病、肺炎、結核
AB型:脳卒中、認知症
O型:胃潰瘍、ノロウイルスやO157感染

A型やB型は血液粘度が高くなりやすいので、血液関連の疾患になりやすく、AB型は免疫トラブルを起こしやすく血液だけでなく関連する神経系を害する。一方O型は血が固まりにくいので大けがをしたときに失血死に至ることもある。

もちろん遺伝的要因や生活習慣の影響も大きいので、自分の体質を知って、普段の生活に注意を払うとよいでしょう。


ところで、漢方の活血薬について「血流を良くすると、いざというとき危ないのではないか」と質問されることがあります。病院薬の抗凝血薬では出血したときに血が止まらなくなるからです。

生薬の科学的実験結果によれば活血剤は、血流改善しながらも傷ついた血管を素早く修復して出血を止める作用も持ち合わせていたりするのです。
たとえば、田七人参(三七)の作用は活血止血です。まるで正反対で、どっちなのと思うかもしれませんが、血流をよくしながら炎症も治す作用を持っているのです。そのありがたい作用は「不換金」つまり金にも替えられないほど素晴らしいと言われます。
自然のものは、バランスを崩さないのですね。
小学校の土手に小さな萩、メドハギが咲き始めました。

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