『トップ・ハット』 マーク・サンドリッチ監督 ☆☆☆★
ハリウッド映画史上最高のダンス・コンビといわれるフレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの映画を鑑賞。モノクロ、1935年発表。『カイロの紫のバラ』のラストシーンで、シシリアが観る映画である。
もうこれは、フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースの華麗なダンスがすべて、という映画だ。アステアの踊りをじっくり観たのは初めてだが、 . . . 本文を読む
『九月の風~通り過ぎた夏~』 松岡直也&WESING ☆☆☆★
今日は松岡直也の『九月の風』をご紹介したい。これは一応、ベストアルバムらしい。私は松岡直也の熱心なリスナーではないが、たまに湿っぽいフュージョンを聴きたくなった時にこのCDをかける。まあ、休日の夕方あたりに聴くことが多い。Amazonのカスタマーレビューなどを読むと松岡直也はドライブにぴったりと書いている人が多いけれども、私に . . . 本文を読む
『アバウト・ア・ボーイ』 クリス・ウェイツ/ポール・ウェイツ監督 ☆☆☆★
DVDで再見。ヒュー・グラントが身勝手でいい加減だけど憎めないいつものキャラを演じる、いつものタイプの映画だけれども、そうした「おヒュー」映画の中では出来が良い方だと思う。恋愛もの要素よりも、少年とヒューの交流にスポットが当てられている。
マーカス少年は変わりもので、時々発作的に自殺を図る情緒不安定なシングル・ . . . 本文を読む
『星を継ぐもの』 ジェイムズ・P・ホーガン ☆☆☆☆
再読。SFである。しかもハードSFと言われるもので、SFといえば普段ディックやバラードやアシモフなどを好んで読んでいる私にしてみれば、あまり得意なジャンルではない。が、さすがに名作だけあって面白い。ハードSFとは要するに科学的考証をマジメにやろうというSFで、稀有壮大な発想にきちんとした科学的裏づけを持たせ、「なるほど、ちゃんと筋が通っ . . . 本文を読む