江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

しんまち大道芸フェスタ

2010-11-07 23:02:28 | 日記
写真は朝10時の様子。
ここも勝浦同様朝早くから人出が多い。
案内してくれた人によれば、午後は食事をして帰る人が多いそうだ。
な、なんと
私たちの大道芸は午後からである。

13時からの1回目の会場に行く。
そこは祭りの通りから奥に入ったところにある広場。
着くとスタッフが困惑した顔で立っていた。
理由を聞くと、12時からの芸人がまだやっていないとのこと。
最初の芸人が15分押してから次々みんな押していき、30分ずれたそうだ。
だから12時からの芸人がやろうとしたら餅搗きが始まって人がずらりと
並んでしまい、できなくなってしまったとか。
私たちが到着した12時50分頃には、その芸人さんも忘れ物を取りに行った
とかで、いなかった。
余り遅く始めても2回目の会場が離れている上14時からだから困りますよね
とスタッフにいうと、はぁ、と答えるきり。
どこかに電話をかけていたけれども、何か指示があった様子はなし。
そのうち芸人さんが戻ってきたが、彼も2回目があるのでそっちへ移動すると
いう。
餅つきに集まった人に移動してもらい、場所を確保してから始めたが
なんとも締りがない。

2回目の会場は通りの一番端。
そんなに人は集まらないと思っていたら、1家族のみ。
そのお母さんが決まり悪そうにしているので、なだめて坐ってもらう。
始めると、程なく人が集まりだす。

始め遠巻きに見ていた子どもたち4,5人が、だんだんと近づいてきて
大きな声で人形の動きに解説を入れる。
終いにはシートの上にまで身を乗り出して見始めた。
それを見て、ふとパレスチナの子どもたちを思い出した。
その時は600人もの子どもたちがどんどん近づいてきて、人形を遣う場所が
なくなってしまい、中止になってしまった。
今回は中止になるようなことは全くなかったが、
子どもたちの反応がとても楽しかった。
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11月6日 いんべやぁフェスタ勝浦

2010-11-06 23:42:17 | 日記
勝浦の朝市は、全国の3大朝市の1つだという。
でも私たちに付いてくれた人に言わせれば、他の輪島や高山に比べると
せこ過ぎて比較にならないそうだ。
見ると狭い道の両側に低い屋根の小屋がびっしりと並び、なかなかの景色である。
私は輪島のは見たことがあるが、雰囲気が違い、ここならではの味があると
思えた。
そして朝市である、午後1時には全ての店が閉まってしまった。
そんな朝市を中心に開かれるフェスタだから、開会式の前の8時半頃で既に人は
一杯だし、1時も過ぎると人通りは急に少なくなってしまう。
朝の10時から人形を遣って受けるのかと思っていたが、とても暖かな反応が
返ってきた。
ここは朝のほうが良いのだ。

勝浦といえば、タンタンメン。
B級グルメで話題になっていると何かで目にしたことを覚えていた。
私たちに付いてくれた地元の人にお勧めの店を教えてもらい、帰りに寄る。
国道128号線を勝浦から御宿に向かって走る。
勝浦有料道路と合流する交差点の100m先左に「みおや」という店がある。
「辛いのに強ければ、"辛め"と注文したほうがいいですよ」
ここの地域のタンタンメンは、ラー油がたっぷりかかっているのが特徴。
辛いのである。
そして見た目が真赤なのだ。
聞いてはいたけれど、見ると一瞬ぎょっとする。
が、美味い。
後を引く美味さだ。
メンは細めだが、なかなか食べ応えがある。
こちらにいく機会があったら、是非試してほしい。
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干し柿・後日譚

2010-11-04 17:43:32 | 日記
今年の干し柿は、色々な事が起きる。
全て天候のせいなのか分からないが、
柿を剥いていくと実が裂けるようにひびが入るのが多かった。
これは雨の降っているときに収穫したものだから水分が多くてこうなるのかと思った。
それから数日雨模様のお天気が続いた後急に暖かな日があって、
そのせいか落下する実が幾つか。
ネットも掛けさあ食べるぞと思っていたら、
水の垂れるのが1つあり。
食べてみると少し酸味がある。
これはこれでヨーグルトみたいで美味しかったのだが、
晴れて気温も湿度も高い日に、いくつも一斉に滴を垂れ始めたときは焦った。
もったいないからそれらから食べようとしたが、
中にはピリピリするものがあり、
結局3割がた捨てることになってしまった。
さすがにその時は二人ともがっくりきた。
お天気が相手だから仕様がない。
その全てが初めての経験で、対処の仕方がまるでわからなかった。

そしてつくづくお百姓さんは大変だなと思う。
工場で生産された野菜なんて誰が買うかと思っていたが、安定供給と安定収入を
考えると、そうならざるを得ないところがあるのだと思う。
今年のナシは、まだ美味しいのに当っていない。
ナシを大根になぞった川柳を見つけたが、それ程どのナシも味がしないのだろう。
たかが干し柿だけれども、いろんなことを考えさせられた。

でも残ったのは、抜群に甘くて美味しいのだ!
よし、来年は100%美味しい干し柿を作ろう。
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理想の結婚式場・・・

2010-11-03 23:32:36 | 日記
結婚式場で人形を遣うことがある。
仕事もあれば、知り合いの結婚式に頼まれる事もある。
これまで随分といろんなところに行った。

先日は台風が来ている最中、地下鉄の明治神宮駅から徒歩5分のところに行ってきた。
ガラス張りの教会が売りのところ、
大きな荷物を引きながらやっと見つけたが、入り口が分からない。
傘をさした男の人が立っていたから尋ねると、ここがそうだと示してくれたのが、
道路に面した2基のエレベーター。
彼は案内役らしいが、何も手伝おうとしない。
土砂降りなのだもの、まずは雨を避けたいところだが、
外に立たされたままエレベーターを待たされる。

そして4階のフロントに通される。
そこで着替えて荷物を預けるのだが、
着替える場所は小さな部屋が2つあるきりで、狭いフロントでずっと待たされる。
余りに狭いので、坐る場所もない。
披露宴のみ出席の人もいるので、始まる前は人が散らばってまだ何とかなっていたが
披露宴が終わったときが悲惨だった。
新郎新婦のお見送りで出席者全員退場するが、貯まるのはその狭いフロント。
預けた荷物を受取るにも、この次に行なう結婚式に出席する人の荷物が入っていて
ともかく出て来ない。出てきても着替える場所の順番待ちである。
立錐の余地なしといった感じである。
悲惨なのはお年寄り。
坐りたくても坐る場所がない。
いや、実はあるのだが、どういう理由だか分からないが案内しないのだ。

親族が結婚式に使った大きな荷物を持って、身内の車を待っている。
フロントの人間が、盛んにタクシーを呼ぼうかと聞いてくる。
邪魔なのだろう。もう次の組の結婚式が始まっているのだから。
下に降りて待ちたくても、雨を避けることができないのだ。
いざ車が来ても、
なんとエレベーターから飛び出したらガードレールが邪魔していた。
跨ぐか遠回りするしかない。
ともかく土砂降りなのだ。
お年寄りの中には足の悪い人もいたが、みんな相当に困ったであろう。

結婚式には必ずお年寄りが参列する。
そして荷物も多い。
披露宴の演出ばかりに溺れて、そういったことへの配慮のない結婚式場はダメだ。
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11月3日 六義園

2010-11-02 23:01:30 | 日記
控室は宜春亭(ぎしゅんてい)という茶室。
ここは好きである。
昔の人はこんなところに住んでいたのかなと思ってしまう。
外とは障子一枚で隔てられているだけである。
確かに風は通さないが、寒い。
例年だと暖房具を入れても寒いのだ。
今日も覚悟して行ったが、暖房具は要らなかった。

障子に写る影に、風情を感ずる。
くっきりした影ではない。
二重三重にハレーションが起こったような感じで、
風が吹くと白黒の万華鏡を回したように 木々の葉がうごめく。
見ていると刻々変化するから、飽きない。

ここのお客さんは、いつも反応が良い。
これはお世辞でもなんでもない、ここの場がそうさせてくれるのだろう。

今日人形を遣い始めたとき、ふと私の前が開放されるような、
この広い空間に身を委ねてしまったような
なんて説明してよいか分からないが
不思議な感覚にとらわれてしまった。
もちろん初めての経験

この場には不思議な力があるのかもしれない。
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