江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

11月3日 六義園

2010-11-02 23:01:30 | 日記
控室は宜春亭(ぎしゅんてい)という茶室。
ここは好きである。
昔の人はこんなところに住んでいたのかなと思ってしまう。
外とは障子一枚で隔てられているだけである。
確かに風は通さないが、寒い。
例年だと暖房具を入れても寒いのだ。
今日も覚悟して行ったが、暖房具は要らなかった。

障子に写る影に、風情を感ずる。
くっきりした影ではない。
二重三重にハレーションが起こったような感じで、
風が吹くと白黒の万華鏡を回したように 木々の葉がうごめく。
見ていると刻々変化するから、飽きない。

ここのお客さんは、いつも反応が良い。
これはお世辞でもなんでもない、ここの場がそうさせてくれるのだろう。

今日人形を遣い始めたとき、ふと私の前が開放されるような、
この広い空間に身を委ねてしまったような
なんて説明してよいか分からないが
不思議な感覚にとらわれてしまった。
もちろん初めての経験

この場には不思議な力があるのかもしれない。
コメント
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