江戸糸あやつり人形

江戸時代から伝わる日本独自の糸あやつり人形。その魅力を広めるためブログを通して活動などを報告します。

巣立ち

2015-06-26 00:35:52 | 人形について
ノコギリを引いたり、ヤスリ掛けをするときは、
駐車場まで出かけて、やることにしている。
ともかくひどいほこりがたつのだ。
だから作業工程は、
常にお天気との相談になる。

昨日も1時間ほどかけて、
カシラに塗った下地材にヤスリを掛けた。

部屋に帰ったらかみさんが、
手招きをして「こっちへ来い」とせかしている。
行ってみると、アゲハが羽化したばかりだった。
もうすでに30分ほど経ったらしく、
翅はほとんど伸び切っていたが、
まだ乾いてはいないのか、
翅を閉じたり広げたりして
それから1時間ほどして、よたよたと飛び立っていった。

その様子を、じっと二人、見届けていた。
暇と言うより
飛び立つ瞬間を見届けたい気持ちの方が、強かった。
嬉しいものなのだ。

あと6匹、幼虫がいる。

幼虫からさなぎになる時、
真っ黒な液体を排泄する。
昆虫に詳しい人によると、
幼虫が糸を吐いて木に留まった姿と
羽化する前のさなぎとは、大きく姿を変えていて、
実は一旦幼虫の中で中のものがドロドロになって
それからさなぎに形成されるのだそうだ。
だからフンはすべて排泄されるのだと。

破壊から創造

美しいものを創るには
破壊が必要
と言うことなのか。





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