マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

雨降る野川(その2 「武蔵野公園」・「野川公園」)

2014年11月04日 | 江戸の川・東京の川

 野川は大城橋から、歩き始めた。この辺りまだ川幅は狭く、対岸まで手が届きそうな距離しかない。地名は小金井市前原町の、市街地。当然、橋と橋の間も短い距離で、多くの橋が架かっていて、その事に驚く方もいたほど。








 やや下ると、突然川が消え、前原小学校が川の行く手を遮っていた。不思議なことに、野川はこの間は、私の好きな暗渠となっているのだ。前原小学校のホーム・ページを眺めると「前原小は野川の上に建っています」とあった。その脇の、現在は水なき、細い、昔の野川を歩くと、再び野川本流に出会う。この辺りからは川幅が広くなり始め、葦茂る清き流れを見ながらの散策となった。(下の写真参照)






    (まだ雨降らずの野川)

 しかし、午前11時には雨が降り出してきた。予報より1時間早い雨だった。慌てて傘を取り出したが、次第に雨は本降りとなり、雨中散策の「都立武蔵野公園」となってしまった。主催者としては残念なことこの上ない。なにせ236,926平方キロの広さを持ち、武蔵野の面影を色濃く持つ公園で、紅葉の名所としても名高い。
 ホームページには
 「道を覆うように垂れ下がる約60本のモミジが並び、真っ赤に紅葉した様は見事です。武蔵野の雑木林の面影を残す樹木の紅葉、落葉の絨毯も散策には最適です」などとある。
 雨にけぶる風景を眺め、「国木田独歩の世界だ」と呟く方もいた。ちょうど「武蔵野はらっぱ祭り」が雨の中行われていて、舞台から流れる音楽を聴きながらの散策。(写真:公園脇を流れる、雨の野川)


 西武多摩川線を潜るとそこからは「都立野川公園」。かってはここを多摩川が流れていた。その流れが武蔵野の台地を削ってできた河岸段丘。その台地上にある、この公園も399,763平方キロの広さを有する広大な苑園。野川はその園の端を流れ行く。雑木林の一角に、薄いピンクの花も咲いていて、十月桜と知る
。雨もまた奇なりか。
 野川自然観察センターの前で、私は「野川の学習していきますか」と尋ねると「もう限界」との返答する方あり。そこで、観察センター・ホタルの里・水車経営農家の見学は割愛し、公園内を突っ切って懇親会々場へと急いだ。(右写真はホームページより転載)



 懇親会は人見街道沿いの「御狩野」で。1968(昭和43)年開店のお蕎麦屋さんで、この日は雨にも関わらず車で来店の客も多い人気店。待つこと20分で席に着けた。9名が漸く入れる狭い席が幸いし
話は通り易い。ソバ注文前に”乾杯”。ソバはまあまあだが、天ぷら・蛍イカの沖漬・自家製豆腐・自家製さつまあげなどのツマミが旨い。日本酒党が多く、田酒・〆張鶴などの冷酒を多飲し、2間半近くの宴会で4200円の散財。最後に龍源寺に詣で、近藤勇の墓を見学して、野川散策を終了。参加の皆様お疲れ様でした。
 マーちゃんは、行事多忙から一時解放され、のんびりと連休を過ごした。


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