マーちゃんの数独日記

かっては数独解説。今はつれづれに旅行記や日常雑記など。

“塩の道”新川再訪

2023年04月08日 | 江戸の川・東京の川

 3月22日(水)、江戸時代の“塩の道”新川を友人の菅原さんと歩いて来た。江戸時代、千葉県行徳(現市川市)で作られた塩は、新川や小名木川を経て江戸市中に送られてきた。というよりむしろ、生産地から日本橋などへ、より簡便・安全に塩を搬送するために、幕府は運河小名木川を開削し、新川の流れを改修した。
 “塩の道”の全行程を見たくて、私は2021年2月に行徳から旧江戸川→新川→新川西水門   
 旧中川→小名木川→隅田川 と川沿いを歩いて来た。その中でも、江戸時代の雰囲気を今に伝える新川沿いの風景に心惹かれ、今年も再びここを訪れたのだった。前回の様子は21/3/5  21/3/12  21/3/19のブログに詳しいのでそちらをご覧下さい。
 さて、今年は都営新宿線船堀駅→宇喜田橋→(ここから新川)→新川さくら館→新川口橋(旧江戸川との合流点 ここでUターン)→西水門橋(中川との合流点)・火の見櫓→宇喜田橋→船堀駅 と廻ってきた。
 この日の散策で初めて気が付いた3つの事を記しておこう。
 ①大島桜・・・新川沿いにも各種の桜木が植えられているが、この日は大島桜が満開だった。この木とエドヒガンの掛け合わせからソメイヨシノが生み出されたという大島桜。花びらの色は真っ白だった。(写真:オオシマザクラ)






 ②行徳船の模型・・・今回初めて知ったことだが、新川さくら館の奥に多目的ホールがあり、私たちが行った時には「江戸木造和船展」が開催されていた。和船の細工師の中山幸雄さんがいらして、色々話を伺うことが出来た。中山さんは漁師町羽田に生まれ、幼いころから和船に乗り親しみ、幼い頃から和船模型を作り始めた。長じては多くの船大工に学び、機械技術者としての本業の傍ら縮尺1/70和船模型を長年作り続け、その数200隻を超えたそうな。その和船が会場いっぱいに展示されていた。そこに、行徳から江戸へ塩を運んだ行徳船の模型も展示されていた。模型とは言え、ここで行徳船を見学出来たことは行幸だった。(写真:展示されていた行徳船の模型)

 ③火の見櫓からの風景・・・前回来たときはコロナを警戒して櫓の中には入れてもらえなかったが、解禁になっていたので、早速櫓に登った。階段にして60段、予想以上の階段数だった。昇り切ったところに出窓があり、外を覗くと、新川が一望の下。荒川と中川が並行して流れ、新川と中川の合流の様子が良く理解でき、私は満足だった。(写真:火の見櫓から見る新川)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。