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どんぐり眼日記

昔は日々の日記として、今は見た映画の忘備録として更新しています。

「ONCE ダブリンの街角で」

2025年03月19日 | 映画
先日見た「フローラとマックス」という音楽映画が良かったので同監督のアカデミー歌曲賞を受賞したという2007年の映画「ONCE ダブリンの街角で」を大画面にて鑑賞。ドキュメンタリータッチの撮影でスケッチするように音楽と共に綴られたちょっぴり切なくも暖かい気持ちになれる素敵な音楽映画でした。ブロードウェイ・ミュージカルにもなっているようですね。全体的に自然体な雰囲気があってリアルで音楽を創る過程や人との繋がりや親子関係に恋愛感情が良い感じで描かれていました。楽曲もとても良かったです。







「アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ウーマン」

2025年03月16日 | 映画
ロジャー・コーマン制作のフレッド・オーウェン・レイ監督の映画「アタック・オブ・ザ・ジャイアント・ウーマン」を久しぶりにレンタルDVDにて日本語吹替版にて見直す。巨大化する女を描いた映画はいくつか見ましたが今作が1番印象的でセクシーなプレイメイツの綺麗なヌードも見れて明るくも楽しい面白映画でした。
結構合成やら撮影の工夫も一部を除いて良く出来ておりシンプルに巨大化した姿を魅力的に見る事が出来ました。巨大化したプレイメイツがハリウッドの街中でキャットファイトする場面が見所です。それから主役の金髪美女J.Jノースさんが美人で魅力的だったのが今作の良い所ですね。
話の内容は適度にくだらなくて馬鹿馬鹿しくも面白く見れて憎めない映画に仕上がっております。







「トゥルー・ストーリー」

2025年03月16日 | 映画
昔、試写会か何かで劇場で見た映画「トゥルー・ストーリーズ」をレンタルDVDで久しぶりに鑑賞。当時音楽を気に入ってカセットテープで結構聴いていたのもあり音楽はよく覚えていて懐かしくもゴキゲンな感覚になれました。映像も独特の美しさがありポップなアメリカらしい美術やミュージックビデオ的な編集も興味深く見れました。だけど内容的にはこんなに空虚というかあまり無かったんだっけ?っていう印象でした。ファッションショーの場面とか引き画の夕焼けとか広大な場面は昔から記憶に薄っすら残っていた場面です。ちょっと風変わりで当時としては新鮮で珍しいミュージックビデオっぽいアート系映画でした。ジョン・グッドマンが主役級の役を演じております。監督はトーキング・ヘッドのデヴィッド・バーンでサントラアルバムは結構お気に入りです。







「リコシェ 炎の銃弾」

2025年03月16日 | 映画
大阪の松竹座で公開時に見て以来にレンタルDVDで「リコシェ 炎の銃弾」を鑑賞。凄く印象に残っていた場面はラストでは無くて冒頭場面でした。その後の展開は殆ど忘れてたので新鮮に見直せました。デンゼル・ワシントンが若かったですねぇ。ジョン・リスゴーが実に良い悪役っぷりを見せてくれてます。普通に面白く見れる映画ですがシナリオが色々と都合良過ぎでちょっと無理ある展開もあり気になる部分もありました。リンゼイ・ワーグナーが貫禄ある美人な上司を演じていたんですね。ラッセル・マルケイ監督のやたらとダイナミックで盛り上げる映像と演出に音楽が時代性も感じられて良かったな。エンドロールに流れるアイスTの主題歌が懐かしくも最高でした。イェーイ!







「ロングレッグス」

2025年03月15日 | 映画
マイカ・モンローとニコラス・ケイジ主演の評判良いホラー映画「ロングレッグス」を詳細知らないままレイトショーにて鑑賞。FBI捜査官が不可解な連続殺人事件を捜査するという物語でしたが主人公が見る夢か超能力か忘れた過去なのか謎の変わった要素があって淡々と時々急な脅かし場面を入れつつ進行してゆきました。静かな場面も多いのですが劇場の隣側の席に大きなポップコーンとジュースをずっと音をたてほじくり食べ飲むヤツがいて煩いなぁとイライラしつつの鑑賞でした。1時間程して食べ終わったかなと思ったらジュースの氷をバリバリ噛む音に変わりました。そんなのもあってか前半は集中出来ず脅かし場面も急過ぎて「エッ?」って感じで衝撃はあまり感じられなかった印象。殺人鬼役というので期待していたニコラス・ケイジはメイクで誰か分からないぐらい整形手術したような顔で不気味ではあったけど何かコレじゃない感じもしました。でもインパクトありました。
中盤から全貌が見えてきて成る程そっち系のアレなのね。とここでは書かないけど結末に向かいます。色々と伏線回収されますが何か納得出来ないような部分も微妙にありました。最後も色々と解釈出来そうですが素直に解決とも新たなロングレッグス誕生とも考える事も出来そうですね。
画面サイズの変化や映像のトーンも雰囲気あって良かったです。









「アノーラ」

2025年03月15日 | 映画
アカデミー賞もカンヌ映画祭グランプリも獲った評判の良い映画「アノーラ」を近所の劇場で鑑賞。愛と抱擁を求める映画だったと感じました。編集のテンポが良く飽きずに見れましたが前半は特別な面白さはそんなに感じれなかった。面白くなるのは中盤からで予想を少しづつ裏切るような展開が可笑しくてコメディ方向に進んで行きました。それぞれのキャラクターの個性が極端で漫画的でしたが憎めないものがあり主演女優は特にズバ抜けたものがあった。ラストカットでは胸に来るものがあり涙も溢れてしまいました。
何気にロシア人殺し屋みたいな男の静かな優しさと秘めたる想いのようなものが良くて伝わったであろう瞬間も良いものを感じました。







「武蔵野線の姉妹」

2025年03月12日 | 映画
山本監督の映画「武蔵野線の姉妹」をレンタルDVDにて鑑賞。主演の加藤夏希の振り切れた元気な変顔や動きの芝居が楽しくて見所でした。漫画原作の映画化のようですがゾンビみたいな展開になったり監督の趣味が出てるような部分が随所にあったりしました。ギャグでふざけた印象の場面が多い印象ですが全体的な構成として物語はしっかり前向きで良い流れがあり纏まっていました。なので安心して見れる娯楽作に仕上がっていたと思います。メイドカフェって一時期興味はあったんだけど結局一度も行った事は無いのでした。
秋葉原には行ってみたけど入ったのは昭和からやってるおばあちゃん居酒屋でしたね。





「マスターズ 超空の覇者」

2025年03月12日 | 映画
昔から気になってた映画「マスターズ 超空の覇者」をレンタルDVDにて5.1ch大画面で初鑑賞。ドルフ・ラングレン主演の中世と宇宙を舞台にした「コナン・ザ・グレート」みたいな内容かと思ってましたが何と現代(と言っても今や昔だが)の地球を舞台にした80年代っぽい色々なジャンルを詰め込んだようなSF特撮アクション娯楽作品でした。全体的にB級臭さがプンプンするけど特殊メイクのクリーチャーや光学合成とかの楽しい映像を沢山見せてくれました。特撮はリチャード・エドランドが担当してます。
美術や衣装が頑張ってるけど安っぽい印象ですが80〜90年代らしい味もありました。
ヒロインは若きコートニー・コックスで美人でした。悪役のメグ・フォスターも冷たい眼力が印象的で良かった。悪役をフランク・ランジェラが演じてますが骸骨メイクで誰だか分かりませんでした。バック・トゥ・ザ・フューチャーの校長役だったハゲの人が警察を演じてましたね。
内容的には子供っぽい戦隊モノに似た感じもありましたが何か楽しい好みのものがある映画でした。音楽はビル・コンティでやたらと盛り上げる曲が流れてました。









「ストップ・メイキング・センス」

2025年03月10日 | 映画
前から気になってたジョナサン・デミ監督のトーキング・ヘッドのライブ映画「ストップ・メイキング・センス」を大画面にて鑑賞。音楽は何度か聴いた事ありましたが特別思い入れは無く普通に見始めました。ライブの構成や照明や舞台デザインに撮影が良くて後半に向かうに連れてどんどん盛り上がる流れがとても良かったです。メンバーも沢山いてそれぞれ楽しげに演奏して歌っているのが良かった。何気にトムトム・クラブっていうバンドでの演奏が良く感じた。有名なブカブカなスーツでのパフォーマンスっていうのは数曲だけだったんですね。ずっとあの衣装なんだと思ってましたが違ってた。
歌詞の字幕付きで見れたので意味も理解出来て良かったけど心にスッと入ってくるような歌詞は少なかった気がしました。悪魔と川の流れのくだりはちょっと印象に残るものがありましたけど。







「ビッグ・マグナム 黒岩先生」

2025年03月09日 | 映画
横山やすし主演の気になってた映画「ビッグ・マグナム 黒岩先生」をレンタルDVDにて鑑賞。暴力はびこる学園映画で熱血教師と学生の抗争が描かれていてなかなか派手な爆発やらアクションもあり馬鹿馬鹿しいコメディとして楽しく見れました。横山やすしは飄々と彼らしい愛嬌も見せつつ芝居としては微妙だけど良い味を出してました。後半のアクションはヘルメット被って誰だか分からない状態だったのでスタントマンが活躍してたんでしょうね。共演者も思ってたより豪華で懐かしい顔ぶれが見れました。中でも西川のりおの存在感が凄くて主演を喰う程の弾けっぷりが面白かった。スケバン役の武田久美子もあまり活躍しなかったけど当時の魅力が出てました。安定の東映娯楽アクションコメディ映画でした。







「スペースキャンプ」

2025年03月09日 | 映画
昔、公開時に千日前スバル座で見た映画「スペースキャンプ」を久しぶりに見たくてレンタルDVDにて鑑賞。ジョン・ウィリアムスの音楽も盛り上がる気持ちの良い娯楽映画でした。スペースキャンプという子供向けの科学研修の過程で間違って子供達を乗せたシャトルを打ち上げてしまい宇宙へ行き地球に無事に戻れるか?という内容です。無茶苦茶な展開ですが面白く仲間での協力だとか勉強だとか勇気とか若者に必要な大事な事を上手く描いていたと思います。キャスト陣も色々なキャラクターがいてバランス良く懐かしい面々が活躍してました。子役のリーフ・フェニックスって今のホアキン・フェニックスだったんですね。映画デビュー作との事。
そしてケリー・プレストンが美人でしたねー。リー・トンプソンにケイト・キャプショーも出てました。







「リバー・ランズ・スルー・イット」

2025年03月07日 | 映画
社会人1年目の1992年に劇場で見て良かった記憶の残る映画「リバー・ランズ・スルー・イット」を久しぶりに5.1ch大画面にて見直す。アカデミー賞の撮影賞を受賞しただけあって映像は美しく大自然の自然光と風景が凄く良かった。ブラッド・ピットが若くて凄いイケメンでしたね。そういう映像面では印象に残っているのだが内容に関しては完全に忘れていたので新鮮に見れました。だけど疲れてたから途中で少し睡魔にも襲われたりもしました。最終的にはラストの流れもそうだったと思い出して色々と複雑な気持ちになりますが輝くような思い出の回想記という事でしんみり出来る暖かいものが感じられました。若い頃に見た時とは視点も少し違ってより気持ち的に良き思い出を離れた所から思い出すような感じがありました。川の流れのように時間や年月は過ぎてゆくものですね。







「CALLS コール」

2025年03月06日 | 映画
全編が電話等の音声だけで描かれる「CALLS コール」というシリーズを各話短めというのもあり見てみる。映像は音声の波形と文字テロップのみですがなかなかグラフィック的にも面白い見せ方をしてました。声の出演は何気に豪華な有名俳優陣が揃ってましたが途中から日本語吹替の方が聴きやすいし理解出来るのでそちらで鑑賞。ラジオドラマのようでしたが各話なかなか面白く見れました。各話別々の完結した物語になってるようなので次のエピソードも…と見てゆきましたが実はそれぞれのエピソードが一つの大きな物語として繋がり関係している事が分かり最終的にタイムトリップや時空の歪みやタイムパラドックスとかが絡んだものとなりました。脚本が見事だったと思います。物語を盛り上げる音響効果もとても良かった。脚本・監督はリメイク版の「死霊のはらわた」「ドント・ブリーズ」「エイリアン・ロムルス」のフェデ・アルバレスでした。







「騙す人」

2025年03月06日 | 映画
もうすぐお試し期間が終わるAppleTVで映画「騙す人」を5.1ch大画面にて鑑賞。予告編見てもそんなに興味は湧かなかったけど見始めると興味深い展開がじわじわと進展してゆき騙し騙される見事な脚本と構成で面白く見れました。次々に紹介される人物のエピソードと関係性が徐々に繋がって行くのも見応えがありました。役者陣も豪華で良い芝居っぷりでした。後半は全貌が読めそうで読めない所が面白かった所。撮影も重厚な映像で場面変わりの音楽は大きめでメリハリがありました。








「ブリッツ ロンドン大空襲」

2025年03月05日 | 映画
AppleTVで映画「ブリッツ ロンドン大空襲」を鑑賞。第二次世界大戦中のイギリスで疎開した子供が母と別れる時に冷たい態度を取ったのを後悔して疎開中の列車から飛び降り家に帰ろうとする中、戦場を実体験して生き延びる成長物語でありました。母も息子が行方不明になったと知り探します。互いの想い合う気持ちや回想で過去も明らかになってゆき流れるような展開で飽きずに集中して見れました。編集でのディゾルブの効果が何気に印象的でした。VFXの完成度も高くロンドン大空襲の様子が見事に描かれていて現実味を持って見れました。火災も凄いけど実際は煙が酷くて息するのも辛かったんじゃないかなとも想像しましたが。子供が途中で出会う良い人や悪い人がいて良い人は皆死んでしまいました。そんな良い人と夢で再会する場面が良い反面、罪悪感も感じられて複雑な幸福感でした。色々な視点でも見れる戦争映画で見応えのある良作だったと思います。