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塚口サンサン劇場「ガールズ&パンツァー最終章第1話~第4話全試合一挙マサラ上映」作戦完了!後半戦

2024-04-21 23:28:17 | 映画感想
 興奮冷めやらぬ中で終わったガルパンマサラ前半戦の1・2話。
 場内は休憩に入りますが、しかし塚口に集ったガルパンおじさんたちに休息のときはない!
 実は前説のとき、戸村支配人から「休憩時間中に岩浪監督とzoomで中継をつなぎます」とかいう爆弾発言がありまして。
 というわけではい。
 
 
 はいじゃないが。
 ちなみにこれ岩浪監督の自宅につながってるそうで。実家に電話して「お父さんに変わるね」くらいのかるーいノリで岩浪監督に連絡する映画館っていったい……。
 言うまでもなく会場は沸きに沸いてます。完全に休憩時間じゃない。今いるここはどこ? 魔界?
 そして岩浪監督も岩浪監督で毎度のことながらいつセーフガードがダウンロードされてきてもおかしくない機密情報を世間話のトーンで話すのでえらいことになってしまいました。もちろんその内容はマジで洒落にならないのでここでは書けません。楽しみに待ちましょう。
 あと岩浪監督といえば「場末の映画館」呼ばわりですが今回新しく「貧乏な映画館」呼ばわりが加わりました。
 トーク内容に関してはほんとうにマジで何も書けないというかどっからどこまでがOKでどこからがNGかもうわからないので、休憩時間中のzoom呼び出しに関してあと書けることと言えばえーとえーと、マイクがえらく遠くてラグがあって岩浪監督の「昭和の衛星放送みたいだな!」の発言に一同爆笑してたとかですかね。ここで爆笑できるということは場内の平均年齢は……?とか考えてはいけません。おじさんとの約束だ。
 そんなこんなで兵庫県全域を揺るがす拍手とともに岩浪監督との通話は終了。もうこの時点ですでに場内の熱気は何回クライマックスになるんだよといった感じですが我らにはその先があるッ!
 ガールズ&パンツァー最終章第3・4話、上映開始(パンツァー・フォー)!
 
 知波単学園衝撃の撤退で終わった第2話から、さらに衝撃の展開が待っている折り返し地点の第3話。始まった瞬間に客席から上がった「2年半待ったぞーーーっ!!」というガルパンリアタイおじさんからの魂の叫びに、わたくし涙を禁じえません……。長かったよな……わかるよ……(滂沱)。
 戦術を大きく変えた知波単とそれに応じる大洗との一進一退の攻防に場内も大盛りあがり。もう何回も見ていて試合の流れもその結果もわかっているはずなのになんでこんなにハラハラドキドキがなくならないんだろう。記憶がリセットされてるとしか思えない。
 そして当然のことと言えば当然ではあるものの、実はすごいことだと思ったのが不快なヤジが一切なかったこと。
 このブログを読んでいる方や塚口に限らずマサラ上映や応援上映に参加したことがある方の中には、せっかくのマサラ上映で不快な思いをしてしまった経験がある方もいるんじゃないでしょうか。
 特にガルパンのような対決をメインとした作品だと、相手チームにヤジを浴びせてしまうケースもあるかもしれません。
 しかし今回の塚口のマサラ上映にはそうしたことは一切なし! 大洗を応援すると同時に知波単も応援するというガルパンおじさんシップに則った応援となっています。「ガルパンおじさんシップ」とは。
 観客席のみなさんはもはや完全に試合を観戦しているガルパン世界のいち市民となって激戦を繰り広げる面々に大理石の沸点を越えるほどの熱い声援が送られます。この熱量はもはやガメラのウルティメイト・プラズマ200発分に相当します。(※脳内調べ)
 3話の見せ場のひとつであるあんこうチームポジションチェンジ! このシーンは実質ゲッターチェンジと言えるでしょう。そしてこのシーン、言うまでもなく劇場全員で「ヒヤッホオオオオオオオウ!! 最高だぜええええええッッッ!!!」
 絶頂すら覚えるわこんなん。たとえモルヒネを樽で一気飲みしてもこれほどの幸福感は得られません。しかも合法。最高です。
 そして西隊長の「一点照準! まだ撃つなよ! まーだまだまだ……」であれほどバカバカクラッカー撃ちまくってた劇場内が一斉に静寂に満たされます。いつもながら打ち合わせもなしに軍隊並みの統率。これが塚口の団結力。
 そこからタメてタメて――……「てーッ!!」
 ドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカドカとどこに隠し持ってたんだってくらいの大量のクラッカーが鳴り響く! もはや1発2発実弾撃っててもだれも気づかないほどの爆発音が場内を揺るがします。実弾のほうがマシまである。ちなみにサンサン劇場の向かい側には交番があるんですけど駐在さんは毎回どんな顔してこの爆音を聞いてるんだろうか……。いつでも兵庫県警に連絡できるようにスタンバイしてるのかな……。
 そしてまさかのあんこうチーム被弾! 喜びに湧く知波単の面々に場内からも大地を揺るがす万歳三唱が響き渡ります。でもフラッグ車じゃないという……。
 実にらしい負け方で敗北を喫してしまった知波単の面々に、場内からはその健闘をたたえてあたたかい拍手が送られます。実にガルパンおじさんシップ。
 しかし戦いはまだまだ終わりません。継続vsサンダース、プラウダvs黒森峰、聖グロvsアンツィオの繰り広げる第2回戦にも熱い声援が送られます。というか最終章3話の主観時間って明らかに2時間くらいありますよね。このボリュームをどうやって1時間に詰め込んでるんだよ……。
 どの試合も大洗vs知波単に負けないくらいの密度と迫力。ナオミの長距離スナイピングからの継続の謎の車両によるスナイピング返しに湧き、カチューシャの手影絵信号に湧き、アンチョビが画面に映るたびに怒涛のドゥーチェコール!
 前半戦であれだけ盛り上がってたのに、いったいどこにこんなエネルギーを隠し持っていたのかガルパンおじさん。同じくこれだけ盛り上がっておきながらまだ最大の盛り上がりポイントが残っているという。
 それはもちろん準決勝第1試合、大洗vs継続。純白の雪降り積もる戦場で対峙する両者。そして誰も予想し得なかった展開、大洗の要たるあんこうチームまさかの初手脱落!
 「えーーーーーーーーっっっ!?」という白々しい絶叫とともに、第3話の幕が閉じられます。
 そしていよいよ塚口では初のマサラ上映となる最終章第4話、大洗の大ピンチからスタート!
 まさかのあんこうチームの敗退に、場内からは「もうだめだあ……おしまいだあ……」と悲嘆の声が漏れ聞こえます。もはや場内のガルパンおじさんが全員桃ちゃん先輩になっている。
 雪山という特殊な状況と連携を武器に大洗を追い詰めていく継続。静と動が目まぐるしく入れ替わるこの準決勝第1試合に合わせ、場内のクラッカーや鳴り物も同じく静と動を目まぐるしく切り替えて展開を盛り上げます。このへんはもうスクリーンと場内が一体となって「マサラ上映」という作品を作り上げていると言っても過言でも華厳でもない。
 そしてその静と動のバランスが大きく動へと傾く瞬間が訪れます。奇策「あんこう割れ鍋作戦」発動!!
 未だ塚口でこのシーンを体感したことがない方は今すぐ三親等以内の身内を質に入れて塚口に行ってください。ここ完全に底が抜けてた。劇場の。
 「場に臨む感覚」と書いて「臨場感」なんですが、あの瞬間我々は間違いなくスクリーンの中にいました。シートや床はもちろんのこと、もう肌が空気に接している部位すべてで空間自体を揺るがす重い地響きを味わいました。
 そしてここぞとばかりに前方の席から無限に舞い上がるの白の紙吹雪。場内を埋め尽くさんとする勢いで……というか実際に埋まってますがな。もはや場内は八甲田山もかくやの豪雪状態に。塚口の紙吹雪班の極まった紙吹雪の業は今やスクリーンのエフェクトと一体になっています。劇場と作品がプロなら客もプロ。それが塚口。
 そこからの展開は文字通りの急転直下。間一髪の脱出劇から息をも着かせぬ雪の斜面でのデッドヒート。ここでもクラッカー班は寸分のズレもなく砲撃に合わせて撃ちまくり。
 ここまできてまだ怒涛の展開が残っているのがガルパンのすごいところ。雪山と言えばこれをやるのはお約束の雪崩!
 そして場内でも紙吹雪班によるどこでもドア以外のどんな方法で持ち込んだのかまったくわからない量の紙吹雪がドバドバ湧いてきます。もはや雪崩がスクリーンを突き破って場内になだれ込んできたんじゃないの?というかそうじゃないと不自然なくらいとんでもない量の紙吹雪が……というか完全に吹雪じゃね-かこれ。
 そして激戦の末、からくも勝利をもぎ取った大洗、そして大健闘の継続に熱い拍手!
 といった感じで初マサラの第4話はもうすべての要素がとんでもないことになってました。まあ塚口のマサラは毎回飛んでもないことになってるんですが今回はいつもに輪をかけてとんでもないことになってました。
 ちなみに終わったあとの床がこれ。
 
 
 いつものことですが紙吹雪で足首まで埋まってます。これを見ると塚口マサラに参加したって気持ちになりますね。
 いやー久々のガルパンマサラ楽しかった! 作品はもちろんのこと、鳴り物班、紙吹雪班、クラッカー班、そして声援というマサラ上映でしか楽しめない要素を限界を超えて楽しめました。脳がもういっぱいいっぱいです。
 しかしこれで塚口のガルパンおじさんが満足するはずはないし塚口がこれでガルパンマサラを終えるはずがないので夏休みシーズンあたりにアンツィオ+劇場版+最終章1~4話マサラ上映とかやらないほうがおかしいので、ガルパンおじさんのみんなは今から火薬と紙吹雪を貯めておきましょう。
 それではみなさん、次のガルパンマサラでパンツァー・フォー!!
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