A Day in The Life

主に映画、ゲーム、同人誌の感想などをコンクリートミキサーにかけてブチまけた、ここはいいトシしたおっさんのブログ。

塚口サンサン劇場「RRR」最後のマサラ上映見届けてきました!

2024-07-06 23:34:08 | 映画感想
 何事にも終わりは来るもの。
 それは、この作品も例外ではありません。
 1年8ヶ月ものあいだ異例のロングラン上映を行ってきたこの作品も、ついにいったんスクリーンから去る日が来ました。
 
 
 もうこのポスターからもこの作品がどれだけマサラ上映されてきたかわかるというもの。戸村支配人の前説によれば、実に12回ものマサラ上映を行ったとのこと。
 そしてその最後を飾る本日のマサラ上映は昼の部と夜の部の2回!
 昼夜マサラ上映は以前にも一度開催されており、わたくし人形使いは気合と根性で昼夜マサラ上映連続参加を果たしましたが、流石に今回は夜の部のチケットを取るだけで精一杯でした。
 恒例のチケット争奪戦の際は、過去の戦闘データから上映スケジュール画面ではなく上映カレンダー画面を出しておいてあとは日付が変わる1分前からひたすら祈りながらF5キー連打という形で応戦してます。
 しかし今回は予想通りというか当然というか、日付が変わった途端にページの更新が異様に重くなって大ピンチ。これはこのまま待つべきかいったんブラウザ閉じてからやり直すかそれとも、という判断を1ナノ秒の間に下した結果、火花を散らす脳が導き出したのはスマホで予約を取り直すという選択肢でした。
 これが勝敗の分かれ目でしたね。普段の予約なら別にどっちでもいいんですが、応援上映やマサラ上映の際には回線の速さを考えればやはりスマホよりPCという考えでPCを使っています。この辺は実際どうなんだろうな。
 実際の回線速度に差があるのか、はたまたタイミングだったのかはわかりませんが、スマホからの予約で無事夜の部のチケットを入手!
 塚口に行くのにいつも使っている阪急電車が最近なんだかやたらと人身事故が多いので早めに出発することに。
 そして家を出たらなんなんだこの暑さは。最近はすっかりヨレヨレの引きこもりと化しているのを差し引いても、この暑さはどう考えてもおかしい。洗濯物干すのにベランダに出ただけで汗だくになったぞ……。しかも家を出た後に財布を忘れて陽気なザサエさん。
 そんな感じで上映前どころか劇場に到着する前にすでに体力を消耗しつつも塚口に到着。
 消耗した体力をマサラではいつものカレーセットで補充します。
 
 
 もはや街の公民館と化した待合室では、これまた恒例のお土産交換会が。今回頂いたのはこんな感じ。
 
 
 いつも貴重な栄養源をありがとうございます。これらの栄養源は今まさにこのレポの原動力となっています。うめえうめえ。
 そしていよいよ入場開始。今回の上映前のスクリーンはこんな感じ。
 
 
 RRRのマサラ上映には何回も参加して何回も上映前のスクリーンを見てきましたが、今回のこの映像を見ているといよいよこの時が来たか……と感慨深い気持ちになりました。本当にこの時が来るなんて……。
 などといつまでも感慨に浸ってはいられません。上映時間が近づくにつれ、場内の人数が増えていくにつれ、場内の空気が人間界から魔界のそれに変わっていきます。
 さてわたくし人形使いは、通常上映でもマサラ上映でも基本的に劇場中心に近い席を取るようにしてますが、今回は前述の通り席を選んでいる余裕なんてなかったのでいつもならまず選ばないような位置になって新鮮な気分。
 そして同じくいつもなら対人コミュニケーション能力はアフリカナガバモウセンゴケ以下のわたくしですが、マサラ上映や応援上映では隣の席の人には挨拶するようにしてます。今回のお隣の方はかたや装備から見るに歴戦のマサラ戦士、かたや初RRR&初塚口だそう。こうして名前も知らない人と交流ができるのも塚口の良いところ、
 そして上映時間が近づいてきます。言うまでもなく塚口の応援上映やマサラ上映は戸村支配人の前説からスタートするわけですが、何回も応援上映やマサラ上映に参加してると気配でわかるんですよね、戸村支配人が出てくる瞬間が。
 拍手とともに振り返ればそこにいる、戸村支配人ことシネマイスター☆トムの登場だ!!
 毎回書いてますが戸村支配人の登場時の盛り上がりがすごすぎる。お隣の初塚口の方を横目で見ると驚きの表情でホクホクでした。そりゃあ驚くよな映画館来てこんな光景見たら。
 数々の作品で数々の前説を行ってきてもはや前説芸人と化している戸村支配人ですが、恒例のナートゥはマサラのたびにレベルアップしてて笑えます。今回は流石に昼の部からの疲労が残っていたようですが、そう遠くないRRR復活マサラ上映の際には本家もかくやのキレを見せてくれることでしょう。
 前説では恒例の注意事項とともに初RRR、初塚口のアンケート。これ好きなんですよね。ここで手を挙げた人にシアター中から拍手が贈られるのがいいですよね。なおこの拍手は「お前はもう逃げられない」の意である。チェスト塚口!
 そしていよいよ上映開始!
 いつも通り本編どころか予告の時点でシアター内のテンションは天井知らずに上がっていきます。特に今回は「K.G.F」と「サラール」の予告が連続で来るもんだから場内のテンションがえらいことに。予告の時点でこれだけ盛り上がる映画ってある?
 すでに本編クライマックスレベルの盛り上がりを見せるシアター4ですが、これまだ本編始まってないんですよね。にも関わらずシアター内はクラッカーの火薬臭と大量の紙吹雪で満たされています。そしてこのブログはこの時点で2000時越えてます。
 こんなペース配分で勢いは続くのかと思われる方もいるかも知れません。続くんだよなあこれが。
 スクリーン暗転からの「DVV」で「うおおおおおおおおお!!!」
 そこからの「S. S. Rajamouli」でさらに大きな「うおおおおおおおおお!!!」
 上映は始まってますがまだスクリーンには文字しか映ってない段階でこれですよ。そしてここからラストのエッタラジェンダまで場内の熱気は上がる一方です。エントロピーの法則? なにそれおいしいの?
 もうRRRのマサラ上映のレポでは毎回言ってますが毎回言うべきなので今回も言います。紙吹雪班の仕事が素晴らしい。
 本作は見せ場のシーンごとに明確に色が分かれているので紙吹雪班の業(わざ)が実に輝く。作品が紙吹雪を、紙吹雪が作品を引き立てる!
 「FIRE」「WATER」のタイトルはもちろんのこと、爆発や水しぶきに合わせて場内に紙吹雪が舞うさまはもうスクリーンの中なのか外なのかわからないくらい。圧巻だったのは、以前のレポでも書きましたが場内前方左右から赤と青の紙吹雪が吹き上がるところ。
 本作はセリフに頼らずにBGMや表情で語るタイプの作品なんですが、そこに紙吹雪という追加効果が入ることで作品がさらに雄弁になる!
 では今回のマサラ上映にてこの紙吹雪がもっとも効果を上げたのはどこかと問われれば、ノータイムで「コムラム・ビームのシーンだ」と答えます。
 あのシーンの、ビームが歌い出す直前の一瞬の静寂。もちろんその瞬間を狙いすましたのでしょう、スクリーンの中で風に乗って飛んでくる1枚の木の葉がそのまま増えたかのように舞い上がる緑色の紙吹雪の美しさよ……。
 今このレポを書きながらtwitter(頑なにXとは呼ばない)で今日のマサラ上映の感想をちょくちょく見ているんですが、やはりこのシーンに感動したという声が散見されます。ほんとに美しかったんだあのシーン……。
 あと紙吹雪が木の葉の形に切ってあるのを見逃さなかったぞ。塚口の紙吹雪班は
 これもまたマサラ上映のレポでたびたび書いていることですが、マサラ上映はみんなで歓声を上げたりクラッカーや鳴り物を鳴らしたりする「動」のイメージが強いですが、同じくらい「静」の魅力もあるわけです。
 もちろんクラッカーも素晴らしかった。歴戦のマサラ戦士にとってRRRは親の顔より見た映画。なのでどのタイミングでなにが起こるか完璧に把握しています。それにRRRのマサラもこれで12回目。中には皆勤賞の方もいるでしょう。なのでもはやクラッカー班にとって面識のない集団といきなりクラッカーのタイミングを合わせるなど当然の仕儀。
 そんなクラッカー班の力が最大限に発揮されていたのが終盤戦におけるエドワードの「撃ち方やめ!」の号令にも関わらず延々と撃ち続けるところでしょう。あそこすごくシリアスな場面なのに場内から笑い声が上がってて笑えました。
 この流れ、RRRのマサラ上映の中から自然発生的に生まれたんですよね。映画泥棒の着地でクラッカーと同じように、こういうお約束が生まれてくるのも塚口マサラの楽しいところ。
 そして歓声。
 以前はコロナのせいで無発生を余儀なくされていたRRRマサラですが、やはり声アリだと皆さん気合が違います。今回マサラに参加した人は軒並みデスヴォイスになってるんじゃなかろうか。
 本作には歓声がすごいポイントはそりゃあもう山ほどあるんですが、やはりナートゥの歓声は完全に映画館で出して良い声量を無視しててもはや笑えてくるレベル。
 あそこは当然手拍子やクラッカーと音がすごいシーンなんですが、ラストでラーマvsアクタルになったときの「ラーマ! ラーマ!」のラーマコールのすごかったこと。あそこ劇場揺れてたぞ。
 そして終盤戦、みんなだいすきラーマンビーマンのシーンで「ラーマン! ビーマン!」の大合唱。あそこたまらん。ラーマとビームのパートが混じり合ってひとつになるのと同じように、場内に集ったマサラ戦士の心もまた一つになるという。
 これだけ盛り上がってても最後の最後でさらに盛り上がるポイントが残っているのがこの作品のすごいところ。みんなだいすきエッタラジェンダの時間だオラァ!!
 ここの盛り上がりはもう言葉を尽くすのは無粋だとすら言えますね。前説の通り監督が全部持ってった。
 いやーもう楽しかった。twitterを見ると今回が初マサラあるいは久しぶりのマサラという方も多かったようで楽しんでもらえてなにより。いや別に自分はなんにも関与してないんですが。
 さて、これで1年8ヶ月もの間上映を続けてきた塚口RRRも、来週木曜11日の上映をもっていったん休止となります。しかし、休止ということは当然いずれ大復活のときが来るということ。というかわたくし半分くらいは来月に、遅くとも年内にしれっと復活すると思ってます。だって塚口ですよ?
 さて、これだけ大きなイベントが終わってもまだ大きなイベントがモリモリ残ってるのが塚口の怖いところ。次はK.G.F連続マサラ上映でお会いしましょう!
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