再来月はもう夏コミとかマジかよ……。
・宇宙の死を見た不老不死(ALISON航空)
以前発行された同名の作品のリメイク版です。
前回が「不老不死の蓬莱人三人組が地球滅亡まで生き残ってたらシミュレーション」だったのに対し、今回は輝夜と妹紅の2人きりの終末とストーリーにフォーカスした内容となっている感じです。
「死ねない」ということに対する永琳の絶望が色濃く描写されているのに対し、輝夜と妹紅の飄々としているというか達観してる感じが対照的です。
SF作品というものは基本的に「○○だったら?」というシミュレーションだと思ってるんですが、本作でのそれに当たる要素は「地球の滅亡プロセス」とともに「不老不死の人間のメンタリティ」だと思います。
人間的感情を失うわけでもなく、同時に決して普通の人間には決してないメンタリティというのは言うほど簡単に描写できるもんではないのでは。
こうした終末系SFはラストシーンの美しさでその価値が決まると思うんですが、「重力崩壊を起こし溶岩津波が巻き起こる中で手をつないでのんきにいちゃつく」というラストシーンは最高に美しいと思います。
今日はここまで。
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