どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『竹内栖鳳展 -近代日本画の巨人- <後期展示>@東京国立近代美術館』なのだ

2013年10月16日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

麹町の<ソラノイロ>でベジソバを食べたぼくらわ 竹橋に移動して もう終わってしまった展覧会なんだけど 東京国立近代美術館で開催していた<竹内栖鳳展 -近代日本画の巨人->『後期展示』を見たのだ



ぼくらわ <前期展示>も見に行ったんだけど 後期のみの展示の<班猫>などが見たかったから行ったのだ


ぼくの気になった作品をご紹介するのだ

重要文化財<班猫>なのだ


ぼくらわ 何度も見たことがある大好きな作品なのだ エメラルドグリーンの瞳と 生意気そうな表情が チャームポイントだと思うのだ

あと 前にテレビで見たんだけど このポーズわ ありえないらいくて 猫の首を長くして描いているそうで ぼくわ アングルの<グランドオダリスク>みたいって思ったのだ


最後の1週間のみ展示された<アレ夕立に>なのだ


中腰で扇子で顔を隠して舞っている瞬間を切り取って描いている作品で このポーズわ 女性の華やかさや 愛らしさを感じるのだ

あと 舞妓さんの『だらりの帯』も 可愛く見せる ポイント思うのだ


<獅子図>なのだ

2頭のライオンのたてがみが ボンバーヘッドみたいに バクハツしていて インパクト大で カッコいいのだ


あと ぼくらわ 前期でも見た<金獅>や <象図> <熊>もじっくり見ていたのだ

<金獅>なのだ



<象図>なのだ



<熊>なのだ



ぼくらわ 前期と後期の両方見て思ったけど 栖鳳の描く動物たちわ 特に素晴らしくて 見ていて大好きになったし この展覧会わ 年間ベスト10に入るくらい すごい展覧会だったのだ




ここから先わ 展覧会の詳細と えこうの感想を載せるのだ


東京国立近代美術館  <竹内栖鳳展 -近代日本画の巨人- 『後期展示』> 終了しました

http://www.momat.go.jp/Honkan/takeuchi_seiho/

公式サイト
http://seiho2013.jp/index.html

作品リスト
http://seiho2013.jp/image/list_tokyo.pdf




展示構成

第1章 画家としての出発 1882-1891

第2章 京都から世界へ 1892-1908

特集展示1:美術染色の仕事

第3章 新たなる試みの時代 1909-1926

特集展示2:旅

第4章 新天地をもとめて 1927-1942

特集展示3:水の写生

前後期合わせて、作品は約110点、素描などの資料は約60点を展示しているそうです。


気になった作品

23.獅子図

六曲一双の屏風。左隻には、飛び上がる「動」のライオン、右隻には、横たわる「静」のライオンが描かれ、フサフサなたてがみが特徴的で、瞳は薄い群青色だった。


29.狐狸図

六曲一双の屏風。左隻には、2匹でじゃれ合うキツネ、右隻には、下を向き淋しそうに歩くタヌキが描かれている。導線が左隻から右隻へと歩くようになっているので、タヌキの哀愁が強調されて見えてしまう。


32.ベニスの月


私が見に行ったのは、最終週だったので、ビロード友禅と見比べが出来た。本作は、ビロード友禅に比べ、色が明るいが、おぼろげな印象を受ける。


33.アレ夕立に


解説には、こう書かれています。
『舞妓の舞姿の一瞬を書きとめた本作のために、栖鳳は舞子に種々な舞をさせて写生をしたり、舞妓の舞姿の写真を用意したり、周到な準備をして臨んだ。第3回文展に出品されると批評の嵐を呼んだが、それに応えて栖鳳は「私はとうから舞妓の美しさといふものを描いて見たいと思ふて居ました。即ち舞妓が舞ふ瞬間の美ですな」と述べたという。』


47.群鴉

背景などは普通に描かれているが、3羽のカラスのみ、ベタ塗りでカラスの黒々とした姿を強調していた。たぶん、今回展示していた作品で、このような表現のものはなかったと思う。


50.班猫 <重要文化財>


解説には、こう書かれています。
『白色の胡粉(ごふん)、墨、金泥による猫の毛の繊細な表現は、微妙な色の階調や、光を透けて見える様子、やわらかな感触を伝えている。こちらを見上げるかのような猫の視線には、見返しそうものなら一目散に逃げてしまいそうな危うさがある。人間との関係性に置いて生き物をとらえているという意味で、栖鳳の作品は伝統的表現と一線を画している。なお題名は、ぶち猫を描いているので、本来ならば、「斑」の文字を使いが、栖鳳が箱書きに、「班猫」としたためているため、今回の展覧会では《班猫》とした。』

今回の目玉の作品で、かなりの人だかりが出来ていた。たぶん、年1度くらいの割合で、山種美術館で展示されるの思うので、次回の展示の際は、ご覧になってみてはいかがでしょうか?今回のような混み具合ではなく、じっくりご覧になれると思いますよ。

あと、図録に載っていたのだが、『脚の角度と背中の丸めかた』が、実際の猫と違っているそうです。


後期も見に行って良かったと思いました。今回最も見たかった作品<アレ夕立に>は、初めて見ましたし、同じ舞を描いた作品で、栖鳳の弟子の松園さんの<序の舞>と並べて鑑賞してみたいと思いました・・・。

東京での展示は、終了しましたが、これから京都に巡回しますので、素晴らしい作品の数々が展示しますので、お近くの方は、ぜひ、ご覧ください。


巡回情報

京都市美術館 10月22日(火)~12月1日(日)



追記なのだ

東京国立近代美術館の常設展も見たのだ(※展示替えをしてるかもなので もう見れないかもなのだ)



ぼくが良かったともうのわ 狩野芳崖<獅子図>なのだ


ぼくの写っていない写真も載せるのだ



あと えこうが気になった作品も載せるのだ



速水御舟 京の家・奈良の家


クリックすると拡大します。
 


竹内栖鳳 草相撲



他にも、加山又造の<千羽鶴>も写真を撮ったのですが、著作権のことあるので、載せるのは控えます。



この後わ 表参道に移動して エスパス ルイ・ヴィトン東京で開催している<森万里子 Infinite Renew(無限の再生)>を見たのだけれど そのことわ また 今度書くのだ